FC2ブログ
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012.08.12
覚めかけているような
夢の中にいるとき
できれば目はあけずにいたいのに
声も触覚もぼやけた
ぬるい意識の奥のドア 叩く
誰だろう
あ しっている

たぶん夜のずっと冒頭で
落ちつつある照明の渦
点々とテールランプ 泳いで
サイドミラーには中央線が
疲れ切ったまま 発進する

機体は低く僕らの頭上をかすめて
滑走路までの緊張を
ばらまいて
くもりぞらで

このまま走り続けても
汗をかいて海へとたどり着いても
渡れなかった橋のこと
思い出してしまうかな
冷たい目線は 刺さる前に
す、っと頬を切りつけて
風のように掻き消えた

ここから抜け出そう
小降りの雨は高速道路を すこしだけ煌めかせて
慣れない
ああ まだ 小刻みにふるえている
降り立った地上で 息を吸っても
この速度の内側は
これでもかというほどに
あわく 甘い

(埠頭まで)
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。