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2012.07.19
身体には熱がある
冬にみた夜景がふたりの虹彩で揺れている
湿っぽい空気に
雲間のひかりは遠く
転びそうな気がする いつも

その手には迷いがある
せっかちな私の口をふさいで
もうすこし含みのある対話の底で
寄り添おうとしているのかな

唇が嘘をわすれて
つよく抱く腕の線が太くなる
その真上で
どんなふうに動いたって わかっている
ドラマチックな波なんてなくて
うちよせるのは背徳の気配

ふたりには熱がある
いやというほど視線を合わせて
ずっと前から願ってきた
紡いでいた物語を打ち明けようとしてる

汗がにじむ
首筋は透けそうなほどに熟れている
その真下で
顔をゆがめて
それでも笑っていたくて 黙る
みみず腫れ 爪を切って
しくじったことすら
愛せそうで
恍惚としている

(身体の嘘)
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