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2013.09.09
ただ 風を切るように
走っていたいなんて
わがまま

だれの背丈も去年とおなじで
まきもどしのようなのに
言葉が厚くなる

迷いそうな地図を
よく読んだあの人
僕はすきだとおもってしまう

(栞の在りか)
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2013.09.09
バスの窓に流れていく
まだ青い林檎の木々と
八月の暮れる空

愛想のわるい運転手には
似合わない丁寧なドライブ
ひとつ ふたつ
峠を越えて

ふしぎと眠くならなかった

窓枠に頬をはりつけて
なにを思ったんだったか
ただ少し拭きたいくらいに
ぼやけていたこと
覚えている

晴れ渡る予感が
みんなをつめたく つめたく
私をやさしく やさしくした
いつもと違う空気に
いつもと違う高揚が満ちて
おかしいくらいに笑っていた

郵便局や
ホームセンター
ここは国道だけがきれいで
あとはらくがきのようだ
どこもかしこも
ぐちゃぐちゃだ

つまらない友達の
話し声はすぐに消えて
ひとりでどこかへ帰って行ける

(往路より長く)
2013.09.09
雨に濡れた
軽い背骨も
黙って言うことは聞くだろう

こんな日も

歩みの速いひとびとは
信号が変わるのを
待ちくたびれて、目を閉じる

「薄やみの昼には
どうも頭痛がするね
神のことを、例えば思ってみよう」

風は遠く
白い砂地がめくれるなんて
有りえない気がする
つきさした旗を奪い合うような
賑やかな祭りなんて
ここには似合わない
気がする

(勲章)
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