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2012.10.15
折れなかった折り紙の裏に
愛の言葉をかきなぐって 捨てた
なにげなく口ずさむあの歌に
似てしまって
くやしくて

使い古したきもちを
また奮い立たせて
夜を迎える前に抱きしめあって
街中が冷えだす前に
こたえのようなものを知りたい

誇れるほどに匂わせて
埋まる鼻腔が
ただ幸福に似ているよ

いくらでも
語れるし認められる物語に
しないで
どうしても熱が上がる
りゆうなき世界の真ん中で
ただ踊りたいの

(ばらのような瞳)
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2012.10.15
鏡のだれかと目があった
気がする
背骨がぴんとする

ろうそくの火を
じっと見つめている
こそげ落ちていずれ溶けることを
知ってしまうにがさ
でも温かく今は寄りあって

言葉を手放すと
からだが騒ぎ出すようだ
本棚は何十度も傾いて地球は
あっという間に絵本の仕かけみたいに優しく
優しくかわっていく

視線は
どこかを跳ね返し
テーブルのはじっこに転がって
笑い話になるために
すまし顔で
動かなくなる

きみはもう眠ってしまった
こんな退屈な夜にも
降りそそいでいる星たちの輪
動かなくなるまで
はぐるまは音を立てて

(ねむり行き)
2012.10.15
なにかを嘆くには
すこし深すぎる夜だった
片手で明かりを消して
ふくれた白い手の指も消えて
目を瞑らなくても
よくなった

だんだん字が
下手になるよ
気にしないでってふてくされた
風もいつかは氷のように
なるなんて
冗談を言う

今日うすく雨が降った
傘を持たない僕は濡れるのを嫌って
いそぎあしで
地下街まで

こういうときに君がいたら

そんな
気持ちが育って

糸くずを集めたような
ささやかなカレンダーに
陽が照る日を
まっている

淡いシャツの袖 よごした
慣れたように微笑むのは
永遠にゆるすと決めたから
こういうときに君がいたら

そんな
言葉がはぐれて

(さよならで終わらない手紙)
2012.10.15
それでしくじって失くしてしまうんだ
そして
ジャスミンティーの150ミリリットル足らずが
私をかくまう夜を水浸しにする
いやな日

しらない指先が
管をさがして
細い針を突きさして血をぬいた
「もっと水を摂ってください
薬が効いて
たおれてしまうから」

きずあとなんて
すっかり忘れていたのに
途端に痛みだすなんてたちが悪い
偶然じゃないって 言いたい
点線は因果を吊るす

(白く清潔で、甘い)
2012.10.12
どこでも行けるような
気がしていて
もう
立ち止まりつづけて夜が明けること
忘れたかった

閉じた本はすべて
なかったことのように瞼の
裏側なんて使い古された
イメージで
沢山だよ

待つこともできない
冷たい鍋の中で
誰も訪れない暗い殻の中で
約束を破った気持ち

使えなくなってしまった
手も足も目も耳も
まだ温かく満ち足りた風景を
探している

額縁
とってしまえ
消え去ってもう目も合わないような
混沌を迎えて
眠れたら
眠れたら

(約束を破った気持ち)
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