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2011.02.17
砂じゃなくて波じゃなくてパラフィン紙をやぶいてしまったことへの贖罪です
七色にかがやくから削りおとしただけの屑
未来が昨日に混ざっていくのをみて
これが夜明けだったかと首を傾ぐ

指先を
あそばせる
濡れているようにみえる爪も
かわいていた

逆行する
嘘っぽい瓶の影
踏み壊して背徳にこびている

さようなら
あなたなんていない

(手に負う)
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2011.02.15
地図上の大部分はおだやかな晴れ
真ん中に私のこどもが立っている
雪が降って嬉しい、と言う

もやしを育てる
かびくさいキッチンは粘土のようにつめたい
つまり
息はしていなかったとおもう

丁寧につめを切る
断面の荒さに泣きたくなる

横たわる
天井に見下ろされる
はがれかけた真っ白いそれは
無邪気に
足跡をつけたくなるような
校庭ではなかった

子守唄はない
ここに
耳を傾ける

野菜ジュースをこぼしそうになる
コップは、
ビーカーに似た清潔なフォルム
液体の質感は百円で買った
きちんと注ぐ

いつも
こどもは水になりたがる
太陽はしずかに輪郭を暈かしていく

あらゆるものを、
ぬぐう指は尊い

そうおもう

(コンプレックス)
2011.02.02
目をとじたまま夜を織っていく
書き損ねた昨日の日記を
改竄する

遊びつかれてもまだ泳いだ
つめたい壁にぶちあたるまで
嘘も真実もこの手にあった
そして飽きもせず
わらった

ひかりを反射する
背表紙のだれかの名前
沈んでいくように歩いている
浮かばれない気持ち
だいてる

綿毛のぬくみに身を任せて
おもいだせないよ
窓越しの逢瀬は
空も
照らす

気づかないのかな
底に落ちている
誰も
ひろわない空白の秘密

(秘密)
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