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2010.03.25
駅前の歩道橋でパンチラ
ふてぶてしい朝の風景だね

君は赤く塗った爪 かくしながら歩いて
たまに僕の頬にふれて 秒針みたいに笑った
早足でゆくね どこに逃げるのか
知らないけど

ふたつの腕にふたつの傷
したたる雨音に首をふっていて
待ち合わせが終わらない
今日も隣にいたくて
消えてもいいな

濡れたくちびるに騙されてもいい
ふざけた冗談でガクガクしてる
君のみじかい髪は相変わらずの猫っ毛で
ここにはさあ
なんにもないのに

(東口の風景)
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2010.03.24
電車が壊す 家路を壊す
文庫本が壊す
昨日の夢を壊す

空になった教室に
はちみつの絡まった春のにおい
悴んだ誰の指を神さまは舐めるの

首からぶら下げた新しいカメラと
買えなかったヘッドフォン
履き潰したスニーカーの青い模様
私は嫌いよ

三色のコードを
受け入れる器用な穴
私の言葉をちょうどよく嵌めてみて
淋しいって言いたいだけ
思いたいだけなの

電気が壊す 天気が壊す
ジャクウが壊す 莞爾なる花を
白紙に戻す インクを溢す
誰かを壊す
たとえばきみを

(tsubomi)
2010.03.13
その平らな胸にしたたる
シロップをなめてもいいかな
すっぱくて甘くてニガい
けものの匂いで飛んでもいいかな

伸びすぎた髪がふたりの影を太らせる
硬質な黒髪 花のように かわいいくちびるで
僕の名前をよんで抱きしめてよ

僕らが溶けて液体になるとき
太陽のうらがわまで いかなくても まぶしくて
熱くてふわふわのベッドでは
息がしづらいみたいなんだ

ながれてきて
ながされていて
浸潤するあなたの思想が
いつだって僕の内奥をつきうごかすんだね
どうしてそんな瞳で見るの
もっと潰して
壊しちゃってよ

(花壇)
2010.03.13
背中の傷を見ていた
両足のしびれに嫌気がさしていた

キラキラのビーズ
繋ぎ合わせた泡の粒を贈り物にしたいね
こんなにひかっている水面に
すべり落ちてはふえる欲をきらう

音のない世界まで
潜り込んでゆけるなら差し出せるよ
今度はこの両手も

あなたはむかし天使だったのでしょう
知っているよ
しょっぱい涙に濁されて おびえているね
だいじょうぶだよ
こっちへおいで

って
言って

(およぎつかれて眠る夜に)
2010.03.12
背骨から沈んでく
夢の中であなたの影をみたよ
まるで鏡のような地面に
すいこまれて 目を閉じて
きれいな輪郭

甘えることに怯えないでと
手折る花の名前もあなたは知らないから
黙って拍手もない退場
誰を呼びたい?

("calling")
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