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2010.02.27
もうすぐ
きみに会えるんじゃないかな
なんて予感を捨てても
新しい鞄は大事にする
ショッピング・モール
並べないエスカレーターに
きみのすきだった女の子の
名前が落ちている

あのとき消えてしまえばよかった
そんなふうにたぶんきみは思っている
抱きしめたまま
死んでいたらいいのにと
そんなふうにたぶんきみは
一回でも思ったことがある

私とおなじように

(nothing has gone)
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2010.02.27
神さまがいたらなんて考えない
だってあたしは昔から
先生に嫌われていたから
そういうことなんだろうね

笑いたいわけじゃなくて
泣きたくないんだって 気づいたとき
あなたのことを好きなんじゃなくて
ほかのひとを嫌いなだけなんだって
気づいた

星を探すために空を
見上げることなんてしない
そこらじゅうが
見違えるようにきれいになったら
私はもっと汚くなる

(It was a girl that can meet a brilliant world anytime.)
2010.02.25
氾濫する傷みの波が
赤でなくて白だったなら
ミルクをこぼした夜空に光る
きらきらの粒だったなら
そんなこと考えているね

君らは
おなかに星を飼っているのです
とでも言いたげな馬鹿馬鹿しさで
先生は性を語る
崇高さを感じなさい
生命の神秘を
愛の意味を
いつか君らにもわかります
そんな無責任な陶酔
教科書の幾何学もよう
いますぐにでも破ってやりたい

水風船で遊ぶ
放課後の中庭の風景
遠いようで近いようで
やっぱり遠いようだったな
機嫌のわるい神さまが
ひっかいて腫れた太ももを
隠す恥じらいを覚えている?
もう絆創膏のない
ひざこぞう
水煙
陽射し

「おもったより、薄いね」

僕ら
歪な曲線に生まれ
いつも自分を表現するのには足りなかった
だからあらゆる手段で
お互いを知るんだろう
だけどそのチークの色
似合わないよって
言ってやりたい
あんたなんか可愛くないって
言ってやりたい
言ってやりたい

生きているから重力
死んでいるから浮力
エムだから1.5キロ
エフだから1キロ
ぐるぐるの洪水は劣等感を流す
どうか埋もれるようにと祈っても
次の瞬間映画を観るから

僕は僕を愛する

氾濫する痛みの波が
「わたし」の中でかすかに畝った
それは痛み
どこまでも鈍い痛み
じゅくじゅくの傷みだ
僕はそれを理解することができない

ハイソックスの並んだ線が
ふくらはぎの頂点を結んでいる

平面的な憧れには背を
春雨にはうたれながら消えるんだ
だってそれが美徳だって
教え込まれているのさ

(少女は少女を愛する)
2010.02.17
汗をかいたあなたの手のひらを
まっしろいシーツに こすりつけた
誰もしらない匂いに頭がおかしくなる
青白いライトに照らされて
立体的になった頬
近づいたら
音楽が聞こえる

どうしてもそっち側には行けないんだろう
もどかしくて泣きたくても
皮膚をやぶいてはくれないんだろう
夜になればなんて期待も
ばらばらになるよね
その手がふれるよりも先に

窓のない部屋で たばこを吸う

液体にもどるために水を飲んだ
できるだけたくさんの水を
吐かないよう注意深く飲んだ
馬鹿馬鹿しいなとあなたは笑い私を抱きしめた
それで全部が終わりならよかった

(イン・ザ・モーテル)
2010.02.15
両足は水浸し
いそいで逃げてよ私から
飽きるまで一緒に

鍵盤を叩くゆび
慣れない嘘で真っ青のくちびるが
かわいくて
噛み付きたい

コップの外
霜が降りて夜はもう底
傷だらけのふとももを
かくしたくても上手くできないんだ

甘い香りに誘われて
きみは燃やされた羽根ではばたいてる
前世の恋人をつぶしてしまった
そんなつまらないジョークで
はじまる日々があるから

両腕は水浸し

そっと
火を消すように
まっ白い煙を吐いて
しずかな雪の遊びについて考えている
ほんとうはもう
壊したくなっている

見る見るうちに
床に染みる
きみの影はミルクみたい

(冬に生まれた女の子)
2010.02.13
緻密に左右にふられる音
淘汰された最後の砂
湿っていないつやのある粒
飲みこんでもきっと痛くない
密閉されて
他の距離を忘れる
眠りよりも気絶するみたいな投げ方
忘れさせてあげる
丁寧な音読で潰してあげる
限りあるこの優しさでどろどろにしてあげる
ねえだから
手をあげなさい

(flooding notes)
2010.02.13
電送機の夢をみるように他人の目蓋をはがしたい
溺死するなら焼死するなら笑いつかれて眠りたい
でもここで終わりなんて嫌です
うそです

(確認には右手をあげて)
2010.02.13
どこにも行かないとあなたは言った
コンビニまであと100メートル
恙無い旧友の知らせに舌打ちをする
平和な夜
どこまでも行きたいとあの子は言った
海岸の置手紙まで2センチ
傷だらけの両足を見せびらかして走り抜ける
どこにいるかわからないとあなたは言った
それじゃあ無責任な神さまを罵倒しよう
平和な朝
平和な昼
くさるほど平和な夜

(平和な光)
2010.02.13
変わらない街並み
影ふみ遊びに飽きないで
僕らはずっとごみくずだから
真面目に歩くだけ無駄なんだ
どうしても消えたい

許してほしい人の思い出
伝えられない言葉ばかりを暗唱する
誰のための歌なの
聞きそびれたのはあの日ね

覚えていない
忘れている
忘れていない
覚えている

かなしみはこの手の中に
哀れみはあの眼の中に
偶像は鏡の中に
憧れはこのホースの中に
噴出してしまわなければいいんです
無害です

(思い出散策)
2010.02.13
たよりない速度
パラボラにあこがれていたのに
線はブレる

花の温感に投げ出された胸
薄皮をはいで すこし湿った傷
口づけをする

月明かりは僕らまで届かない
かくれる必要もないくらいに
この星は暗いね
暗くって つめたくって
「まるで食器棚のティーカップみたいじゃない?」
だってさ
きみの声は凍らない

僕の背中で羽根をやすめて
石ころのように取るに足らないひとたちを
わらおう
そしてお祝いしたいねって
この世にたったひとつの価値ある痛みを
ここにわかちあうこと

(流星の歌)
2010.02.07
ひとつ
くだると雪はやんだ
黒い霧に はばまれて
進路をかえた
あの日の旅

けっぺきな冬の空
掴みきれない薄い風
すこしだけ力をぬいて
踏みだす

割れる世界
狂う朝
かわくみずうみ
無菌室では微動だにしない
あなたの夢
行進し続ける傷だらけの家族たちが
かいくぐって現まで
よく来たね

ふり返るといつも川があった
浅く
きっとつめたくない静粛な川

(助走/アンコール)
2010.02.07
コントロール
したがるなよ
死に顔なんかみせないで
まぼろしのようにずっと生きていればいい
誰かの中に箱はある

傾いた体の言いなりにでも
ああ
転んでみた

ひずんだ食事も安らぎも
信じて抱きしめていたい
咀嚼

コントロール
従うなよ
誰かの歌に生かされる
あなたの声に 融かされる

(傷の倒置)
2010.02.03
世界は壊れなかった
僕の無知と想像力と
心はいつまでも枯れ木だ

錆付いた空気と
その色が目に刺さった
こわくて仕方がなかったけど
嘘だって僕らは簡単に笑う

ゆずれない出来事がふえて
ポケットの中身は
がらくたなんかじゃなくなって
砂利道を走る理由は
あなたに関するすべてだったなと
思い出したよ

夕暮れのにおいだけ
つかんだら逃げてきて
僕のもとまで一目散に転げてきて
いつか歌いたかった歌を歌えなくなるまでに
つぶやき飽きてよ
僕の名前を

(たそがれ)
2010.02.03
乾いた音だ
三半規管がぐらぐら
している
先生のめがねの傷
こっそりとふやしている
今日も
デューポイント
わたしは生れさせられてしまうね

教えてください
そう言ったことはなにひとつ
私には届かなくて
がんばれ
という四文字で
私は何度もころされる

ねえ先生
暫らく会えませんね
私たち
さみしくおもって
空気になったみたいじゃないですか
まるで
ねえ先生
わたし
ひかりのある場所に
立ってみたい

(欠損/ドアノブ)
2010.02.03
月日のすぎるのに合わせて
階段をのぼる感覚はすりへる
廻るのは時間だけ
眠れないのは五感だけ
たいした価値もそれにはないよ

明滅する夜に名前なんか転がらない
あなただってただの肉でしかない
だって言葉なんていらなかっただろう
本当はその温みにしか見出していないよ
なにも

偶然の一致を素直に喜んで
胴上げされる星の心地だ
あなたはわからなくていい
左手に飼う獣の寝息
聞こえないふりしていてもいい

(微熱の行進)
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