FC2ブログ
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009.11.29
皮膚を一枚はがす今日の風はつめたい
じりじりと焼かれるのはもう十分と言ったけど
きみに似合わない帽子をうばって
笑って逃げてもまだ来ない

思い出よりも ほしい ものがあるよ

じっとしていると子供ができるんじゃないかとたまに思う
思考だけきみにあずけるとね
ぬくいひとつの映画が胎に宿っているんじゃないかって
思うんだ

(knives)
スポンサーサイト
2009.11.24
雑音と呼ぶには整理されすぎている
不器用な目のおくで今にもあふれている泡が
指先までころす

サイコロ遊びやもっと程度が低いのの
見下さざるをえないその状況を愛していることについて
なんの疑問も抱かないが
いそがしい頁をめくる風
だまっていても ゆるんでいても
聞こえてしまうこれはとても鋭かった

星を縫ってあなたは消えて私は恋でそれがはじまり
とぎすますのに理由はなくても
洗われてゆく
さいごの粒

砂の海 砂の風 砂の星で
何度でもあなたに会える

(constant)
2009.11.24
イメージを配置する 青(もしくは緑)の点滅 小鳥が斃れるアスファルト 坂道の最後について 書けない右手 描かない左手 蛇の首を握るような覚悟 朝走り回ること 水を蹴る 水を割る 赤い実線に囲われた故郷 破線のまぶしい白い海 あらゆる事象を決して呼ばない 裂かれた銀の裏地 獰猛さと頼りなさ 配線をしくじったかわいそうなあの子の歌
……だまってくちびるを寄せる!

(ballon)
2009.11.23
晴れ渡るひらたい空の底
透かしたあかい血が故郷を懐かしむ

真新しい部屋のしろい海
ひだまりに沈んでいる僕をも含んだ

望まずにここに立っていることも
ゆるされないねがいごとも
きみは抱きとめるのかな

ほこりまみれのかばんを捨てて
神さまのつくった最後の庭でおどる

読めない地図記号を並べて
腐るほど泣いたから夜はもうこないな

めいっぱい吸いこんだ言葉
どんなに待ったってお迎えはないよ
上の空でもあるいていたかった
同じ風景が同じようにながれて消えるなあ

(third impression)
2009.11.18
折れない秩序の
黙らないシンパシーの
汚い脳髄で塗らしたおとといの地面

潰さないで
私のすべての出来事が
ここから作り出されているとしたら
どうかな

キラキラの明細を散らして今日も息は白
鳴り続けているのが
幸せの音で
ぴきぴきぴきぴきウザいやつ

断れない電話の内容も忘れた頃に雪が降るみたい
ケンタッキー・フライドチキンがばら撒かれてるけど
私には関係ないよ

・成り立ってないコミュニケーションに気づかない馬鹿
・泣いてばかりの豚
・死にたがりのうさぎ

眩しくて落ちてしまいそう
誰のための日だったか
大好きな大好きないちごをほおばり思い出す

(ウィンター・ナイト・コンプレックス)
2009.11.14
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える

うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほしい
わがままな置手紙でも
やぶらないで咀嚼をして

わたしの腕や足が凍ると
あなたの毛並みはいっそう燃えた
燃えて燃えて
燃え尽きて
灰すら生まなかったんだ

まぶしいと感じたときに
すべての国は朝になり
群青の雲に群がる
ひかりの線が重なって
目蓋の中まで入りたがる
こんなに育ってしまってもまだ
逃げ出すなんて思いつかない
あんな真っ白な地平線
涙が出そうになったって
駆けだしたりしないよ

呼びなれた名前に
もたれるたびに外れる螺子
弱くなったさみしいひと
あとづけの意味すら思い出せなくなり
すべってゆく冷気をなつかしんだ


と、黙るのは
終わりの熱にうなされているから
ひとりの時間をわたしは結ぶ
鳴らない電話も
優しい凶器だ


緞帳が
おろされるように


わたしはあなたの温かさを
わすれたい気がしていて
幸福である事態を
極端におそれていて
安心なんていらなかった
横たわる膜の下
目をとじても知ってしまう

(意識の底)
2009.11.10
寝相の悪いきみの理想が僕を殺しに来た
もう逃げられないかもしれない
叩き割った窓の外星たちは輪になり廻る
呼びかけには応じない
教科書を閉じたあとは
もうきみはいない

知らなかった街の名前も
覚えるからわすれるんだ
産み出すからまた壊して積み上げた瓦礫の塔
だから今日も夜は悲しい

酔えない子供と真夜中の銃
貫かれるのは直向な希望
いつまでも眠りこけるきみの背中に羽根はないから
駆け出してしまえばもう
聞こえない誰かの歌
死にたいと叫んでいるのかな
思い出のアルバムをめくる
ギムキョウイクをがんばったこと
嬉しくなるよね
誇らしく
目の前からすべてが消えて
飛び降りたら朝が来た

(救済の箱)
2009.11.08
呼吸を実感したくて
息を止めると
きみはどうしたのと笑った
どうもしてないよ
ただ
死んでみたくなっただけ
そう言って僕も笑った

昨日僕が鍵を閉めた
空調の整った部屋
まるい天井があまりに遠くて
うつむいた
こっそり泣いても
バレないんだろうけどね

好きなだけ奪って
理想のフォルムになるまで
探し続けることもできるよ
きっと二人なら
だけどもう要らなかった
日記は綴じて燃やして捨てた
灰になる思い出を数えては
上昇する忘却の線
たどる僕らの脚はちぎれた
声なんて
置いてきたんだ

僕らは
どこにも行かなかった

誰かの書いた脚本を
夢中で読んで眠る毎日
飽きるまでがこわかった
待つだけならば
壊したかった

傷だらけの両腕で
やっと掴んだ世界の終わり

きみは頬を染めて
なにか言いたげに僕を見た
白紙の地図に針を立てても
ふれていいのは心だけ

寒くて寒くて
凍えてしまうよ

(二人芝居)
2009.11.07
夜明けを待たずに
きみは眠った
もう帰れないなんて
かなしい歌を聴いていた

イメージのどこかに
あふれていた小さな記憶
花を摘んで駆け下りた坂道
痛む身体もなにもなにもない
すてきな場所

人は生きるのに
空気や光をもとめて
抱きしめていられる誰かを
ああその心さえも
なんてね

君はかなしい歌がすきだから
僕はそんな君がすきだから
もう失くさなくてもいいんだよね
笑えなくてもいいんだよね
僕は君を
おもうから

(約束の日)
2009.11.07
赤い傘は渇いて二月
足跡も残さずに
昨日の雨は上がった
濡れたつま先が不機嫌そうに
ゴミ箱を蹴っ飛ばす

あなたはすてきな大人になるの
とてもすてきな大人になるの
だからすてきな夢をみなさい
叶わない夢なんてないのよ

這わせた指を
処理しきれない感情が悲観して
謝罪の言葉も選べない僕らが
青春の二文字を笑う

ほけんしつからみえる
庭に
かけてゆく同級生が
たのしそうで、たのしそうで

新しい靴紐が
不自然にきれいだけど
きっと誰も気づかないから
在りもしないタイミングを
計るだけ疲れるんだ

希望という有り触れたものに
憧れていた君もまた
それに塗れた世界のすべて
欲しいなら我慢しよう
報われない努力だって

わらうことやなくことや
ころぶことややぶること
おなじおもみの思い出ばかり
こころのなかを支配している
ねえ
聞いてよ

赤い傘は渇いて四月
壊れたぶんだけ薬をあげる
何も間違っていないから
僕は今
立っている

(晴れすぎた春)
2009.11.06
淘汰される不ぞろいの粒
あなたには似合わないほど
潔癖な白の靴
逃げ出すことが難しくて
あるいは泣いてしまってもいいのに

檻の中に飛び込んだ君が
どんな言葉を知っていても
ジャングル・ジムを征服しても
どんな悲劇を待っていても

世界はそんなに違わないから
今日も昨日もきっとあすだって
おなじ流れに含まれた波が
均していく砂浜のコート
あなたの後姿は消える

ラインズマンになりたい君は
試験管で今も眠る
だいきらいな先生の名前を
今日は思い出さなくていいよ

誰かのために未来はない

(テイク・ア・フラッグ)
2009.11.06
ここには
希望しかなかったよね
いつもいつも

白地図の上の遊歩道
国境をまたげなくても
あつい空の下で笑っていた

子供にかえるたびに
背は大きくなるけど
かなしみほどふくれあがった
胸をいままで見たことがない

ゆるい熱は僕を壊して
あなたの頭上に砂が降る
いつのまにか昨日は消えて
未来となって
今になって
もういちど積み重なって
おなじ温度の夢になる

どこにも
行けなかったよね僕らは
羽根をもたないから
悲観的だったから
言葉を覚えてしまったからね

(タイム・トリップ)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。