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2009.07.29
メディシン
覚えた単語に丸をつけて
赤くしるしを
そして泣き叫びたくなったら
順番に
書き連ねて
いいよ

いいよ
いいよ
いいよ

命を手に入れた箱が
やっと踊れる日に
戦争が降る
雨みたいに
にわかに

にわかに
にわかに
にわかに

二個目の腕に
リアルがなかったかもしれない
ミネラルの意味と効能
しらずとも飲み干せるね

じゃなければ、いいよ

いいよ
いいよ
いいよ

いいよね

(直談判)
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2009.07.29
こわいくらいに
似ていない
昨日と今日のぼくの顔が
マグカップのにあわない
夏休みをこわしてしまった
読書感想文に
感想をかかないで
きみはえいえんに嘘つきだから
黙っておしぼりで
汚れた場所を
ふいて

おわりの旗に
なまえがないことを
ひたすら憂える程度の感慨
うつくしいおとが
きこえている
かなたから

そして塩素がだいきらいで
ぼくは

(生き埋めの空)
2009.07.29
埋まらない距離が
永久を思わせる
掬われない町の風景
淡々と流れていて

回送ではこばれる
運の悪い君は笑うのが下手

若い二人に
出会わない困難はない
風が強い日に
命令されて
立っているのかもしれなくて

くぐらない宝石
落としたのがわざと
拾ったのが
偶然だよ
そういうことを
わすれないで

(私鉄沿線)
2009.07.29
洗っても
消えないブルーの空の
下ではためく故郷の河川
待ちぼうけの日々に死んで
ポップでキャッチーなメロディーを
聞いて

懐かしさに目をふさぐとき
くっついた肌のすきまがもうない
助けて
端的に言うと愛している
ウィルスの蔓延を
できれば食い止めたいのに

壊す
選択肢がみっつ
泣かないでお母さん
あっちはもう国境だから

(軽トラ出して駅まで送る)
2009.07.29
つたないことばづかいで
わたしはなく
わがままをいう

たにんのことばをしんじている
しにたくない
しりたくない
たださけんでいるだけ
熱帯夜
こわいから

(パズル)
2009.07.28
行き交う人たちの
名前をしらないことが
ぼくの未来にどんなふうにも
かかわらないことだけを知っている
歩道橋
渡るのはつかれるから
加速して飛び越える縁石
そしてぼくが消えてしまった
世界について憂えることもなく

ああ
こんなふうに
単純な歯車でうごかされている
ぼくらのへたくそな
ダンスをもっと見てよねえ
きっと痛みに耐えることがきみのすべてだったんだ
だから
ぼくのすべてはきみを傷つけなかったこと
たぶんそうなんだろうなあ

錯覚で町があかみを帯びた
昨日にあいたがるぼくの懐古が
だれかのためになればうれしいけど
そんなこともなくて
ぶらさげたカメラでなにも撮らない
飾りだけが立派な子供は
もう
二度と
歌を歌わないって
やくそくをしてしまったよ

ねえ
名前をおしえてください
きみのことばといっしょに
きみだけの名前を呼びたいと思うんだ
ことばをしらないまちの人は
どうやって歌うんだろう
ねえ
しらないか
きみは
ぼくのことをなにも
しらないかもしれないね
それでも
ぼくはきみを
きずつけなかったんだ
いつかの箱舟でながされた
果てみたいな混沌でも
つめたくもあつくもないぼくのこころが
きみを
こわさなかったとしたら

(蛇行する舟)
2009.07.26
まぶしいものや
くらく
おどろおどろしいものが
あなたのすべてです

いわれる夢を
みたことがあるの

鳥のいない町
あなたをなくした日の夜

一面の菜の花畑
銀世界になる
ずっと前の季節に
ぼくは倒れることができた

声を
聞かせてほしいのは
ぼくがわがままだからですと
無言で告げる晴れた日の壁
高いんじゃない
すきまもない

(ブロークンアイズ)
2009.07.23
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型のグラスで見るすべては、高架線をくぐりぬけていく、車窓に映る物語の結末を、しらなくても大丈夫だから、一緒にギターを聞こう、目を閉じて、骨の髄までとけるような、戦慄をおぼえよう、そして一緒にわすれよう、バスタブを真っ青にして、ネクタイをしめたままで恋をしよう、空を飛ぶような絵空事を、悪びれずにのぞんで、きっと笑っていようよ、まだ平気だと嘯いて、笑い転げてみよう、だから、一緒に音楽を聞こう、昨日世界が終わっても、パーティーが終わらない

(パーティーは終わらない)
2009.07.20
aso bim ash o
uso tsu kin obo kut o
neg aer iwo uch ima sho
sha ber ena ibo kun i
uta woo shi ete
kud asa i

kim iga suk i

(den wal tz)
2009.07.20
浅はかなひとです
でもすきです
紅茶
淹れるのがへたでも
パンをとりわけるのがじょうずね

うたごえを
聞かせて
天使のような、なんて
月並みな神々しさで
わたしを
壊せばいい

泣いて
目の前でわめいて
すりぬけるかぜの温度を
抱きしめましょう
きっと
よるになるから
すぐ

頬にふれるとつめたい
庭にみどりの記憶が
連なっている、
それを
ひろいあげては
いけないんですか
何度も
聞き返したのに

浅はかな人です

(silently)
2009.07.20
きみがすきな
曲ならば弾いてみてもいい


嘘だったね


かみなりの日に、
おいてきた足音
ふたつにならんで
それは均衡と呼べば呼ぶほど
きたなく整列されてゆくの
だった

世界地図が
水浸しになった夜
もう出会わないことばたちに
さいしょの別れをつげると
金魚
みたいにあかく
燃え上がり、ながれた
おそろしくない
あまい風

浴びて

体育すわりがもてあます
しろい部屋は
いつか正しく壊れた
廃棄されるビタミンを
あれほどほしがっていたのに
もう
帰れなくて

どこにも
ゆびさきがなくて

(pianotation)
2009.07.18
練乳とけてた
べとべと

泣きたくなった
あなたのことを思い出した
いちご
じゃないほう

記されているできごとが、
すべて、
事実に、
基づく、
壮大な、
フィクション、
なのか、
とことん、
ノンフィクションなのか、
私はしらない

毎秒消える
甘い名残りが
だいきらいで
氷の
つめたさ
ゆるく

(糖)
2009.07.18
泣かないことができたり
冷やし中華がまずかったり
映画をみたり
ヘッドフォンが壊れたりする

夏だからといって
ソーダ水
ばらまいた、ベランダ
中学生が青くなる
まぶしい

たかまる音が生きる唯一
それくらい信じて

熱される肌に
よごされる髪に
かわかない水着

(エンドレスサマーアヴォイダンス)
2009.07.18
ナイフで
ゆっくりと切る

きみから赤外線がみえる

ひかりだ

ぴりぴりとする
はんこ注射のあとに
キスをしたら
怒るかな

わたしにはなくて
ばら撒いた絵の具の夜に
もうすこし肖るのを
わらえない

偶然だよ

向こうまでとどくのに
その線
消えないでいる

(ウィズライン)
2009.07.12
セックスをすると死んでもいい気がしてくる
そして
ある種の危うさや
かわいらしさが
私にはないなと思う
息苦しく
五臓六腑がゆれて
私は泣くことを余儀なくされる
儀式のようだ
ただ
マグロのように猫のように
ときには狂犬のように
さわぐ血が
沸騰する

とけて
とけながら

漠然と生きることについて考える
ただ考える
生きることのすばらしさや
生きることの非可逆性や
死ぬことへの美学を
ひたすら思う
思考する
感じながら
思考をする

ヒト、の二文字
動物であるってことは
子供をつくるってことは
遺伝子情報

投げ捨ててるってことは
なんなんでしょうねえ
なんなんでしょうか
先生
知ってるでしょう
そういうの
なんてね
阿呆らしいかあ
今はあなたのことを
思い出してる場合じゃ
なかった


写真よりも
さわり心地はいいですか
呼吸について
神について
そんなあたりを迷走する
にげみちではなくて
いりぐち
そういう風に信じさせて
でも未来には
出口になります
非常口ではないんだけど
カタルシス
ではあると思う、
写真機
止めて
いい
とけて
いい?
汗ばんで
鼻につくそれがすき、
もっと
こすれ
ふれあって
壊れるまで
それまでに
死んでほしいな
私のことを見えなくなるまで
忘れるまでに

はやく

あ、
はやく
もっとはやくはやく
もっと
もっと もっと はやく

あっ、ん、いく、
死ね!

(オルガズム)
2009.07.12
気をつけて帰ってね

えがおで言ったけど

ディープキスさせてください
って
土下座して言いたかった
ほんとうは

(よくあること)
2009.07.12
泣かない人がいたそうだ
屋上から
煙が昇る
青い空の下でも

種をまく
一瞬のよろこびが
私のすべてを染めるの
死ねって言うけどね
死ねって言うけどね
 
給水塔をただ眺めるのがすき
水圧や空気圧で
つぶれてしまいそうな
私も
こういうときは
切符を買って
にげていいこと
知っているんだよ

ねえ
聞いて
笑わないことよりも
泣かないことよりも
大事なこと
忘れてください

(喧騒)
2009.07.12
シロップを飲み干していい
氷はあとでたべるから

甘いにおいが鼻をぬける
これ以上ぬげない
つめたいものを胃にいれて
痛む私のちいさなつぼみ
これ以上咲かない

あすには
提灯のない道
おわることがさみしいのであって
それを味あわないことには
なんの感慨もない
それもまたさみしさのひとつ
かもしれないが、
ああ
きみの花火はあがっているか
眩しいものがだいすきだから
いま吸い付いて嗅ぎたい

賑やかな駅前通りを
さけて帰る私の今日は暑く
遠ざかる囃子の音が
それでも消えない

や、
背中に乗っかっている
重みとも甘みともつかない
この違和をみすごして

しゃく、
スプーンでかきわける

人ごみはきらいです

(氷菓子)
2009.07.09
記憶に罪はなくて
柱もなかった

意識したのはいつ
はじめて
自分を

しばって細くならないこと
吐いて気分が晴れないこと
泣かないことや
きずつくこと

私に朝はなくて
それどころか
きみもなかった

(針を落とす)
2009.07.09
その手に
ふれてしまったことが
わたしを
しずかに壊していく

あ、
すりへって
排水溝につまっている
私の一部

たとえばきみの消化器官
私が手を突っ込んで
ひっかきまわしたいものが
世界にはあふれている

泣きそうになっても
大丈夫だよ

嘘をつくのも笑うのも
意味のない記号だから
勝手にゆるしたりしないで

(本能と本)
2009.07.08
身体が凍っていく
わたしが息を吸うたびに
涙が凍っていく
あなたがゴミを食べるたびに
喉が凍っていく
いつ
いつだろう
この声が溶けて
あなたに思いを告げるのは、

黙って
みようね、ためしに
キスを、して
みようね、ねえ、
眩しいか

冷たいか
その舌先が感ずる
その温度が世界だと
妄信してもいい

いつ地下鉄は凍りますか
いつ労働は凍りますか
いつ笑顔は凍りますか
いつあなたは
帰りますか

(街は凍る)
2009.07.08
冬のように生きて
白くなってあかくなって
雪のように融けて

記憶からきました
といって椅子に腰掛けたそこの少女
だまっちゃ
くれないのだろうか
眠りがくる

春のように死んで
白くなって青くなって
灰のように散って

いつか虫のように生まれて

(ドロー)
2009.07.08
しらないひとに手をひかれ
見上げたのは
工場の煙

死人はそこにいなくても
煙はうまれるのだとしった
わたしの夏は
あの日で終わる

とおく
燃え上がる
青い空と太陽に
ノスタルジーなんてない
ねえ
思い出して

濡れた髪と
塩素
くるぶしに浸みている
清潔なつめたさ

指から、
その骨から

とどいた

うるさい蝉の声を
聞きながしても
きっと
風が灰をばらまく

午後の
平坦な景色の
どこかに落とした痛みを
ひろいあげるのはだれだろう

もう
途切れて


しらないひとに手をひかれ
見上げたのは
工場の煙

とおざかるものがすべてで
わたしの夏は
あの日で終わる

(忘却の夏)
2009.07.08
校庭に
きみが埋めたのはだれの骨
夕暮れまで
つめたい鉄棒にふれていた

少年は縄を切る

自転車で
はいってきてはいけないよ
誰に言われたわけでもないけど
どうしてか
知っていたよ
ほんとうに
どうしてだろう

渡り廊下を
あるくとき
きみがふり向かないことだけを
祈っていた

(初恋)
2009.07.07
成年したてのきみは、
やっぱり煙草をすわなかった、
そのおおきなての、
骨のめだつ指のフォルムに、


 白煙


似合うとおもうんだけれどな、


 で


と、


 よくみえない顔


言うと、


 だれの、だったか


きみは顔をしかめる、


 もっと近づいて


ビールをすこし口に含んで、
きみは苦いとわらった、
コーヒーをすする、


 白昼の四畳半


この距離感で、


 なにもみえないくらいのまぶしさ


また落ちてもいい、


 あ、だめ


(白昼にきみが見ない夢)
2009.07.05
うそをつくように
ほんとうのことをいってしまう

尾てい骨
漢字を教えてくれたのは
せんせいではなかったなあ

破る写真
きりんは水色
檻のうちがわから
ながめている
★★★
このくらい

さあ手を繋ぎましょう
神様はいないから

ねえ

しずめるおもいでの
かけらは何カラットだっけ

指輪を落としてしまった
怒られたのは
どうしてだっけえ

ねえ教えてよ!

(オートマチック・スロート)
2009.07.04
ふりむいたところに
ひとつの
細く長い道
どこまでかつづいて
海を
みたくて
宿る
ひかりを飲み込んで
にげるように
すべりおりていくように
音階を追わない
ひとつめの
やくそくを
にぎりつぶして
しまったね
ああ
ああ ああ ああ
… …

わがままを言うと
失敗したあとに
抱きしめてもくれない
落ちる汗と
白い
ねつをもったにくたい
からあふれた

(熱の周期)
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