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2009.02.28
壊されて
真っ白になった海
私は抱いている

点々
寝返りを打つ
すると耳鳴りがひどくなる
あなたはお金を持っている
その事実が私にひどく悲しく映る

返して
返して返して
短い春を切望する

追いかけない
川辺での遊び

(中学三年生)
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2009.02.28
おなかがすいたから
味噌汁をつくろう
起きるけど
冷蔵庫に
味噌がないから
また寝る
そんな風に生きていく

誰も拾ってくれない

(寝たり起きたり寝たり起きたりする間に何度か夢を見ています)
2009.02.28
あんなに大きく見えたプラタナス
白い肌をだきしめて一、二、三、と数え
周りに誰もいなくなる

空き缶を蹴ると切ない音がした
泣きそうになった
ここで私が泣き出したら
なんだこいつ空気読めよって
皆から思われるんだろうなと思って
我慢した

縄跳びの縄はビニル
星のようなそれを捕まえたら
図工の時間が待ち遠しくなる
誰にも怒られない

ひた走るのは未来への階段が見えないから
足が痛くなるのは夜
だけど朝になれば私は元気だよ
坂道は延々続く
夏の日も春の日も冬の日も
秋の日には風が吹く

校舎までは遠いようで
実はとても近かったかもしれない
鉄骨をのぼるように
ひかりを浴びていた
一人の教室は
いつまでも
埃っぽいけど

(アンダーティーン)
2009.02.28
喉が熱い
薬を飲み忘れた
今朝の事
もう思い出せない
昨日の事
今日の晩御飯は
君が好きなしゃぶしゃぶ
だけど君はいない
どうして
目を塞ぐと
まだ痛い
部屋の隅で
空気が
動く

(kick out)
2009.02.28
その太くてきれいな手が
私の五臓をつかめばいいのに
なんて思うのは
例外なく凍えるような夜のこと
目覚めの悪い
あなたの寝顔は可愛くて
しようがない

そっと口で含むと
わずかにけいれんして
存在を主張する
あなたの息遣いは私を
どこまでも奥へと連れていく

雪や月や花が
美しいと
おもえるように
庭の池や
木々や
四つ角の後姿に
ふれたいと
切望する

直接抱きしめあったら
とけあってしまえばいい
この肌がその肌になって
距離はなく

(I'm falling in love with you and feeling)
2009.02.28
生きている実感をするには
死ぬのと産むのとどちらがいいかしら
本を読めばいいかしら
写真を撮ればいいかしら
セックスをすればいいのかしら

その手で触れて
握って
離さないで
繋がっていさせてください
ああ
好きだといっている
体中で

今日も太陽がさんさんと
うるさく目蓋を焼くんです
ベッドの中はあたたかいんです
ぬいぐるみは
光を吸い込んで
子供のころの私より可愛いです

(when it began to spread)
2009.02.28
頭の奥まで
侵食する前世の旗
ゆらめいて
届かないこの胸の奥までを
衝いてくれる名前がない

緑の海をひとりで走れば
ざくざくと追いかける風
知らない人の家まで
すべて記憶に閉じ込めて

いすが足りない部屋で
相変わらずピアノをいじる
その指が罪深い

逃げないで
苦しくても苦しくても
死なないで
聴いていて

(苦痛の海)
2009.02.28
硬いアスファルトは
思ったよりつめたくない
足の裏で感じる
大地の質感で心臓が喚く

どこかで繋がっている
そう思わないと今にも消えてしまいそうな
僕らの弱い決意なんて

海のないこの町でも
分け合える呼吸はあると
君が笑って言ったって
首肯できない
僕の真面目さが
二人を抱きしめるうちは

駐車場には夜が似合う
そんなふうに思うたびに
太陽は沈まないでいるみたいに
思えるんだ

撃ってもいい

(ビービー)
2009.02.28
世界で一番隣にいる
その人の影を眺めて
こぼれる微笑が
世界で一番可愛い

草原に横たわり
夜を待ち星の降る北の空

駆け抜ける土の色は
どこまでも突き抜ける朝の空気
それよりも澄んでいて
濁っていて
私はすき

(dry out)
2009.02.28
君の足音は前衛的
地球を壊しそうな程の刺激が
靴の底からここまで届く
頭上の大気は宇宙
空はいつか絵画になる
僕らの目の前で

飛び立つ前の日も
近所づきあいが下手だったから
挨拶もなく跡形もなく
安いヘッドフォンで祈っている
折れそうな影を携えて
逃げるように立ち向かうように

あー
声を上げてよ
僕らの見たことのない星の裏側まで
届くなんて夢見がちな
若干の期待の上
すべっていく

君の足音が聞こえない
場所が僕らを待っている

(二十二十一)
2009.02.27
最低速度は目に見えている
そのメモリを数えたら次に声を出して
まっすぐに抜くのは飽きて
あなたを絶えず見守っている
母親みたいな心持で
相変わらず馬鹿だなって
そんなに優しい声でなく
あー
罵倒してほしい

(kill out)
2009.02.27
雪になる
きみをおもった心が
鏡みたいに割れたあとは

さようなら
と、きみのそれはまるでお経
笑えてしまうくらいの
平坦な別れの鐘
だから声をあげて
泣くんじゃない
笑うところです

色のない
きみのその顔には
泥をぬるより他ない

存在を否定されている
地上には降る星のない
まっくらな場所があるから
そこまで手を振る

(hit out)
2009.02.25
久しぶりの耳鳴りに
思わず目蓋を閉じた

言葉のない日はない
ここに海がなくても
真っ白い心には
いくつかの言葉を飼っていて
たまに撫でたくなる
可愛いから

そこから引き上げると
海はかたちをなくす
水のように
さらさらと世界を変える

こういう時に
抱きとめる慈悲も
開け放す勇気も
ない時に

(波紋)
2009.02.25
真昼になると
饒舌になる空の色
僕は嫌いだ
昔から夜のほうがすき
もっと細やかに
動いている光の粒子を
眺めたい
窓越しにでも

ほら
手足がしびれても
誰が呼んでもふりむかない
そういう認識で合ってる
憧れはいつまでも遠い
この胸の底
強い意志の他に
持ち合わせているものは
大気の波を知る弱さ
優柔不断は前世から
そう言わないとやってられない
寒そうな頬

君は他人に壊された心が
虫のようだと
小さく笑う


――君もその足で走ってゆけば遠くへゆけるのに!――


平らな視界
双方向へ伸びる銅線が
まるで線路みたいです
先生

この青いのが
スイッチだということは判ります
僕にも押すことが出来ました
だけど
オンにしたのかオフにしたのか
判らないんです
先生


冷たい窓には誰かの手形
息を吹きかけては
興味深い絵を描くように
泣いている

金網で囲われた世界
100mも見渡せる
カレンダーの中みたいな
隔離された町だった
赤や青の点々は
誰かの思想の破片
たまに発光するけど
使い道はないから
すなわちゴミと解釈して
まちがいない
まちがいないです

(掃除機)
2009.02.22
つり革に
届かなくたって別にいい
ふわりと転んでしまったら
アンバランスなこの星を罵って
その対象は私じゃない

誰かの両耳からこぼれる
それはこの体から溢れる
メロディーよりゴミに近いよ
どうか消えて

ねえ、
眠れる人
あなたの前に道はなくとも
夜が連れてくる冷ややかな匂いに
夢を見た気がしていた
そんな日もあるの

(終電に点く)
2009.02.21
その羽根を一枚
空に飛ばしたのはきみのうそが
まるでうそに聞こえないせい
海のない町
そんな場所でうまれた僕に
宇宙なんてそこらじゅうにあった

泣かないでって言わないで
きみや僕には同じだけの希望が
その胸に抱いてゆける願いが
あったらいいのにね なんて
そんな手紙を書いた日もある

あー
消えてなくなってしまえばいいのに
いま見ているこの地平が
ゆるぎないかがわからないよ
あー
もう痛いんだ
すべての意味がここにはなくて

日本地図をただ眺めている
きみと僕がうまれた場所は
こんなにも遠い
十五センチで
すこし悲しくなる

あー
雨がふるかな 太陽の
光がふるかなあ
明日には
僕はここにはいられない
そういって
鍵を閉めた

(trip)
2009.02.20
背骨や両腕、両脚の関節が痛い
渇きがちな網膜が
けだるいひとつの理由です
最近高熱を出していない
ギャンブルに潔癖な私の性が
そうさせているのかも
しれないね

虚言癖のあるあの子が
みている夢の色の数を
いつのまにか覚えてしまった
次、会うときは水の底
そんな冗談も饒舌に鳴る

その箱にもこの箱にも
本能という貼り紙が
あって
とても遠い地平線みたい
私には届かない
その
とてもむず痒い場所
あなたは簡単にさわってしまう

(整理整頓)
2009.02.19
土埃の舞う空に
ため息を吐く女子高生の素足が冬
ここに転がっているのは
それくらいだった

湾曲した平らな道で
ピンクのきりんが血を吐いている
そういう夢を見ているのは
白衣を着ている間だけ
僕はきみが
この手を握ると
薬を舐めたみたいな眼で
たぶん居る

短い空をつなぎ合わせた
殺風景の今日にも
ようやくひとつの色を見る
良い天気だから
たまには駅まで歩いて行こう
笑顔を湛えている
雪は降らないけれど
花も咲かないけれど
遠い国のことを思うより
あの線路に飛び込んでみたかった

嬲るように壊していく足元の砂
形なんていらないので
絆創膏を宙に投げた
相変わらずの虚言癖が
治らない子供のままで
煙立った岐路を好く
僕は君が好き

眼を開くと
窓枠の辺りから
言葉はいらないという
簡単な嘘が聞こえて
それはすぐに消えてしまった
それだけのことに
君や僕が動じている
それだけのこと

遠ざかる土の色は
いつかの未来と似て
ポケットのイヤホンと定期
ふいに実感した気圧に
すかさず声を上げるのは
君が詩人だからじゃない

(武蔵野線が血を吐いている)
2009.02.19
初めてのキスは
ぐるぐるまわる視界の中で
あなたの腕の中じゃなかった
夢のような出来事の中で
選択肢がいくつかあった
一番近いのを手にとった
胸にあなたの手を当てて
私はいつまでも悔やんでいる


同じ場所に帰れるなら
有り得るはずのないあなたと同じ羊水へ
願わくば同じ肢体で
華々しく産まれたいよ

あなたと
あの子のキスを思うと
胸が張り裂けそうで私は
まるで獣みたいな感情を抱いている
その指がやさしく触れる場所
いつまでも感じているのは
誰かの記憶と重ねて
とてもあたたかいから、
だろうか

観覧車はカメラに似てる
いつか忘れてしまうのに
握り締めているだけ
それだけ

ある筈のない明日を思っている
遊泳する余地もない狭い湖でふたり
熱さが消えぬるまって凍てついてしまうまで
ずっと抱いていられたら
声を
聞いていられたら

(まぼろし)
2009.02.19
どこまでも
行けるようなそんな気が
しているよ
夜明け 海沿いに 吸い込む空気
青々と浸み渡る

あの日の似合わなかったスーツ
上手く解けずに息を詰まらせ
生憎、と笑うきみが誠実な
いつまでも花であれと

心は言葉にできないから
その断片をいくつかの音階に託せ
ああもう私は何も願ってない
そのにおいのするほうへ
ひっぱられていくだけだよ
ねえ
今呼んだでしょ

線を切って
またつないでいる仕様もない僕らで
相変わらずの青い空に
皮肉にも泣いてしまう今日が

(吉日)
2009.02.17
君の声が聞こえると
私は死にたくなるから
もう海の底に

閉じ込めたはずの記憶が
いっきに連れ出すのはいつかの未来
きみがいて
きみがいない日

すきだよ
だいすきだよ
そういって手をとったら
ふいにガラクタのように砂に
消えた

あーわかってるわかってる
諦めの早いその両手

(寝返りを打つ間に)
2009.02.17
抱きしめて
夕暮れ時の心が冷たくなるよ
きみのいない日は

叫ぶ声は笑い声に
いつかかわり、この町は白くなる
雪も降らないこの町が

思い出すことはなくなってしまう
眠れないことがなくなってしまう

(足跡)
2009.02.15
眠れなくなった夜
星の降るのを数えては
もう会えない人の腕を思い出している
すきだよ
と、言うのには嘘はない
だけどもう本当でもなくなってしまったから

泣くななんて言わないでよ
私の心のどこかではずっと笑っているのに
風の音で聞こえないだけだよ

(おやすみ)
2009.02.14
何番目の信号機
きみは独りよがりだから
私に会いに来るというけど

ぬるま湯につかっても
体をすこし合わせればすぐに上昇する
とても単純な出来事で
すきまになにもなくなってしまう
なんて

電車を待つ背中
抱きしめたくなる一瞬の葛藤をこえたら
割と気丈にふるまう
私は
ばかだな

(添い歩く)
2009.02.14
淡い期待を
簡単につぶしていく
君は
誰かが好きだった
私みたいに

私はその手をはなせない
痛みよりも
悲しみよりも
安らぎが消えるのが怖いよ
どうかこっちを見てて
だから
ねえ
とか、言い訳みたいな

私の知らない女の子の
手をとってキスをして
愛してるって言ったのかな
嘘でも
本当でも
どうでもいいんだ
だってそれはかつての私
そうだから

真っ白に汚された頬
違うんだ
むしろ透明で
苦くて

腐りそうなほど赤い太陽
眩しいのは昔からだけど
隣にきみがいないので
笑うことすらできないよ
黙らないで
手をつなぎたい

会いたい会いたい会いたい
何度答えてもきみは笑ってくれるんだろう
とても優しい人だから

(顔)
2009.02.14
日比谷線のホームに
きみと立つのは初めて
一人で会いにきたよって言って
褒めて欲しかったんだよ
大好きだから名前を呼ばない
そんないじわるだって流して欲しかったんだよ

流線型の街が私ときみを置いてく
いつのまにか風船みたいに膨れ上がった
かなしいかたちのきみが私の前で
笑っているような気がした
なんて怖いんだろう
この世界で私の視力は
まるであてにならないので

手をとりあって
くすぐりあって
きみを縛って動けなくして
でもやることは一緒
これからもずっと

あっという間にぬるくなる
一緒に浸かっているこの舟には
懐かしい感覚すらあるから
きみが生まれる前にいた場所に
案内されたみたいだ
それは冗談
きみは永遠にその顔のまま
それは可愛いけど
だけど

もう春かもしれないと
微笑みあった視線の前に
整理されたビル
青い空を背景にきみは彫刻になる
まるでにせものみたいな表情で
私の心臓を奪っていく
なんて無益な会話を繰り返しただろう
弁当箱ひっくり返したみたいな思想
そういうのを抱きしめている

新幹線に乗るのはいつも夏か冬
いけすかないきみの仕草を
思い出しては泣いているよ
ねえ
今日の
帰り道はいつもより早く
夜になっていく気がしたけれど
一生秘密にしとくね

(蛍光ペンで白地図に線を引く)
2009.02.14
君はキスがすき
私も多分すき
ファーストキスだった
君は違ったんだけど
だけどそこに触ったのは初めて
だってさ

それはつまり多分私は君がすき
ってことなんだろう

でもなあ
同じような寂しさを埋める相手は私じゃないよ
なるべく悲しくないように
さよならを言うのは
護身

(i love you!)
2009.02.14
あなたが壊したお腹が痛い
じゅくじゅくと広がっていく熱が
世界の果てまで届いたら
きっとあなたと二人きりで
遠い国まで旅に出る

そこでも感じて
そこらじゅうで感じて
笑ったり泣いたりする時に
私はあなたの名前を呼びたいよ
記憶は一つしかないから
余計な部分をそぎ落としてしまいたい
私以外の
ねえ忘れて
なんて死んでも言えない

カーテンの外の
悪戯な空気は雨や雪を降らして
あなたの指がふれている場所から
ふいに溶け出して
ぬるく

溶け合ってしまうまで
まだ時間がいるんだってそう言って
大きな一歩踏み出すわけでもなく
大きく開いた両脚

まだ渇かないよ

そこからあふれだす
そこらじゅうにあふれだす
まるで夢の中みたいな
器用な太い指

だけど
息が出来なくなる前に
どうか息を止めて
私は顔をゆがめる

あなたは日記帳を捨てる

(ひとりだけ)
2009.02.11
今日は3月でもないし、4月でもない
ましてや5月でもないんだけど
君にすきだと伝えてみたかった

ここは天国でもないし、海でもない
ましてや武道館でもないんだけど
さらには神社でもないんだけど
なぜだか急に

いつか
君が立体になって私にふれたあの日
すべての理由はどうでもよくなって
文章は声に変わる

ねえ君は
神じゃないし、仏でもない
ましてや先生でもないんだけど
さらにはギタリストでもないんだけど
相変わらずイケメンでも
ないんだけど

ねえ
なんかもうだいすきだいすき

(ありふれた今日に)
2009.02.11
砂のような音が聞こえる
畳み掛けるように
私の真ん中まで
まっすぐ

どこの国の言葉か
詳しくは知らないけれど
私が抱いている思い出は
いつまでも
この場所での

(共鳴)
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