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2009.01.31
何度も繰り返した
葛藤を超えて 今ここ

それはどうしてか
過去に戻る交差点を
振り向かずに走り抜けて

羊水の海まで

(生きるということ)
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2009.01.31
きみが見てきたすべての景色を
できることなら眺めてみたかった

はじめから恋心
消えてしまったきみとの
出会いの軌跡を懐かしく感じている

まだ終わらないと口を揃えて言っても
抗えない時間の波に今もきっと飲まれている
それがずっと先ならいいな

抱きしめたりキスをしたり
そんな風に確かめ合う理由も意味も
たった一言で片付けるなんて
これじゃ都合が良すぎるだろうか

きみが触れている世界に
今、私がとどかないということ
作られたばかりの感情を明け渡す

なにも思い出さないで
ゆっくりと迎えている
その瞬間まで
私はずっときみがすきだよ

(永く遠く)
2009.01.31
昔観た映画のワンシーンを真似る
きみには多分バレてないけれど
今日、雪が降って本当によかった

(冬の駅)
2009.01.31
長い雨も嫌いじゃない
こんな日は地球儀をながめて
ぼんやりと過ごせばいい
玄米茶がおいしくて
グレープフルーツもおいしい
アンバランスでも平気
感じられることは
すばらしくて
笑えてしまうんだ

ねえ
私はもうあなたのそばに行けないけれど
それでもこんな風に描いている

(懐かしい人へ)
2009.01.31
その柵をのぼって
あちら側に行きたかった
横切るという行為に
いつも不安を覚えていたけど
素足で駆け抜ける
白い街

後から後から落ちて
そまる青い日常が僕らを超えてく
だからそんなに急かすなよ
平気だよ

(飛行する少女)
2009.01.31
臆病な瞳が
うすい膜を突き破って
どこか柔らかい場所にふれる
ずっと昔に
好きだった音楽を
思い出しては忘れている
あの声を
抱きしめていられた
海のような眩しい匂い
遠いことだけが確かだった

重い空につぶされそうで
遥かに積もる白い宝石みたいな
きらきらがぼんやりと目を覆う
振り向かないから
きみがわらっているのかも
わからない

非凡な今日を日記につけて
未来に記された運命に苦笑してみる
きみの
きっときみの嘘だった
目をあけると
森の中のように焼け焦げた世界
きみがここに
ふれていて

(骨伝導)
2009.01.31
凍てる風に撫でられている、
見慣れた道も僕には遠く、
まるで君の横顔のようでありました。

さんさんと降り注ぐ雪のまぶしさが
ふと拡散したように思えたので、僕は、
「嗚呼、痛い。」
と、ついには目蓋を塞いでいます。

――さあ、呼ぶのであれば、ここまでおいで。
――近づけば近づくほどに、罪などないのだから。

懐かしい言葉を並べて
ざくざくと踏んで壊すのは二月の霜。
今日も歩けているこの実感だけを、
たよりに生きてゆけないのは僕が弱いからでしょうか。

――赤く染まる手の甲に、
――絆創膏のひとつでも下さい。

隣の家の庭にはいつも
美しい花々が並んで揺られておりますが、
今日が冬だということも、きっと忘れているのです。
星が見えないのは、雲のせいだけではないと、
君がここを訪れないのは、嘘のせいだけではないと、
頭を動かすということに関して
僕は少々疎いようでした。

「嗚呼、嗚呼。痛くはないか。その、白い肌を、焼き尽くしてはしまわないか。」

いつの間に、
途切れてはめぐる渦の真ん中で。

(輪廻)
2009.01.31
僕は詩人になれなかったから
庭の花をただ切っている
そしてたまに写真をとるよ

広がっている空に歌うのは
できるだけ希望にみちあふれたものがいいね
そう思っていた日々を
本当に懐かしく思って
そのうちに、夕暮れだ

ビルも畑も坂も壊して
白く波のような光が僕らに降っている
壊すなよ

そう言っても破綻するのをやめない世界が
外側や内側にひろがっていく思いを
かき消す手段なんて
教えてくれない

僕は詩人になれなかったから
冬の空気を幾度も吸っては星に帰ると
そう告げた

(静底の庭)
2009.01.30
足がしびれている
そのような感覚が走る
眠れない日に踊る夢をみてる
ふつふつとあらわれる現実を破り捨てて

あなたはわたしになれない
当たり前のようなそれはまるで死刑宣告みたいに
私を削っていく

今日も明日もその次も
同じ位置でいられるというのなら
この手で握る何もかもを
手放しても惜しくないかも

さあ 夢をみるんです あなたは
わたしにはみえない場所に
立っているの

(最覚)
2009.01.29
泣きたいと思うのは純粋にかなしいからか
それでもぼんやりと願う希望のせいか

春は終わり 冬になり
石になる 草木も花も

路傍にころがるきみになれなかった
なりたかったわけではないけれど
たまに思い出すことがあるんだ
悔しいのは
その髪の色

(いらないもの)
2009.01.25
あなたの声が
わたしの朝に
そうっと飽和するとき
今日も救いがないんだと
知っていたよ
いつも

(浅い空)
2009.01.23
泡のように口からこぼれた
ふたつの文字のうちのひとつを
私が食べたよ
ねえきみ

真っ白の
霜の降りる冷たい庭に
きみは今日も泣いていて
この空をぬらしている
相変わらずのその表情は
鏡みたいだ

伝えたかった言葉を
ずっとぎゅっと握っていたから
もう足りなくなってしまった
ふやけて
壊れて
これじゃ届かないのかな

もう一歩を踏み出せない
息継ぎをわすれたから
お終いだね

朝に沈む冬の月が
静かにここを眺めている
水平も地平も遠く
私がころがっているのは
いつまでも同じ世界

きみが言えなかった言葉を
私がずっと抱きしめている
そんなこともできなかった
白に戻るまで
あとどのくらいかかるだろう
そのうちに水になる
循環

(冬の庭)
2009.01.20
流れ込んでくる
誰かの呼吸のその色が
あふれている
届かない場所から
私に届く
心から

呼ばないで
涙をみせないで
言葉をこえないで
感じてしまうからこわい

和音は私の頭を壊す
教えてほしいよ
どうしたらいいの

(上昇気流にギターが鳴いた)
2009.01.19
ひそんでいる群青の端っこに
かみついた君の左手がしゃべるのを見たよ
どうか黙って
うそみたいな話でも私は
許された気がするの

ねえ
その本を読んだことがない私を
誘う冬の雪のかおりがぼんやりと視界をおおう
すきじゃないよ
昔からふれてみたかったけど
それだけだ

カーテンを閉めてしまうと
余計に眩しくなってしまった
肩をなでるおぼつかない手つきに
ついに震えてしまっている
ほら
ひかりがみえる、ひかりが、
君のような
ひかりが

(白の塔)
2009.01.14
毒々しい言葉で
きもちよくなっちゃった
水色の子宮をぶらさげて
恍惚とわらってみせた
きみはわたしの前で
こわいものなんてないです
強いて言えば他人かな
なんて、こぼすけれど

かわいい顔して言うな
セックスって楽しそうに言うなよ

(少女記念日)
2009.01.14
目を閉じてよみがえる
懐かしい風景に
息を吐いた
もうすぐ行かれるのだろうか
あなたの後姿は細く
折れてしまいそうな影
逃げてしまわれるのだろうか
そんなふうに
一度でも思ったことが
悔しかった

雪は相変わらず眩しい
沈む月がただそれを見ている
言葉にはできなくても
したたかな存在がある
私を
確かに締め付けてくる

花が咲く季節に
終わりを告げた子供の声が
ぼんやりと耳を包む
自転車の
大きく見えたあの日の
高い空の色といったら
なんて美しかったことだろう
あなたはどこかで
そっと見られていたのだろうか
綿毛のような柔らかさの
冷たい一遍の詩を書いて

(春を待つ)
2009.01.14
私よりも先に
眠ってしまえる君を
幾度か嫌おうとして
だめだった

言葉よりも大事なもの
それと等しかったなら
私は呼ばれる前に
飛んでゆけた

電線に絡まって
届かなくなった言葉
ある一定のひびきでもって
途切れない、
予定でした

(赤い電波塔)
2009.01.13
君は動かなくなった
まるで電池のように
約束にはおくれて来た
浅ましい願いを
何度も 何度も口にして
そして動かなくなった

(花を迎える)
2009.01.13
踏みしめて
そのたびに恋をする
故郷の土

(追憶)
2009.01.13
慌しく超えていく
落書きみたいないくつもの線に
逃れられない運命をみたのは
いつの日だったか

まだ浅い月日が身をせめて
まぶしい太陽の色を
怨望することもあって
泣いて

沈みかけた真冬の船に
飛び乗った勢いで
すべてが壊れてしまうだなんて
想像もしなかったよ

(受容する)
2009.01.13
眠れない日に
きみはどんな夢を思うのか
例えようのない花の色を
なんて言って
笑うのか

教えて
私がしらない世界について
凍ってしまう前の
誰かの
表情について
できるだけ見せていて

好きだというのは数え切れない
何万回伝えても
おなじにはならないから
きっと

(しずみ)
2009.01.13
青い空に似合わない
真っ白の雪を踏み
歩く日をうそのように
眺めていた

平たい窓から
覗くことのできる向こう側で
あたたかな世界の中心で
あなたが笑っているのを
見たよ

錯覚じゃなかったらいいのに
私の感じる悲しみが
灰よりもっと細かくなって
あなたのもとへ
届けばいいのに

(ただ、眩しい)
2009.01.12
ざりざりとした砂の感触を
ローファーの底に感じて
急かされるように歩いた
人ごみを掻き分けて
温かいお茶を飲む
息遣いを視覚するから
これ以上意識したら

きみが髪をおろしてから
ずいぶんと冷える日が続き
嘘みたいにふれてみたら
案の定 赤く燃えて
恥ずかしかった

(思春期)
2009.01.12
死に方なんて選びたくはない
夢見ることはしていたいけれど

同じ希望も抱いていたくはない
そう言ったはずだった
普通だと諦めてよ
小説や
漫画のように

(少年)
2009.01.12
急にしずまった
体のどこかで
たしかにうるおいだした

反射するひかりを
あたたかく
つめたく
塗り替えていくだけで
きみはくすぐったく
わらう

そして次の瞬間に
泣いた

(他人と壁)
2009.01.12
すべてが灰色に
なって

私の頬があかくなる
雨はつめたく肩をたたいて
時間ごと凍えてく
濡れた道をたどる
今日も

溶け合って痛いことのないように
細心の注意をはらって
きみはここに
触れるけど

あたたかな日差しを待つ
いつの日も期待は脆く
くだけていく

きみに会いたい会いたい会いたい
そんなの
死んでも言わないよ

(つぼみ)
2009.01.10
すこしだけ
手荒にしてもいい
きみは私のものだから

うるさい犬
だと思っていた
ずいぶん昔からきみは
私のことが嫌いで
噛み付いて
吠えるだけの

きみは私のものだから
泣いたって許さない
そう言っても
馬鹿みたいに笑うだけだ
そうでしょ

ただ
きみを傷つけたい

(飛び道具を所有する)
2009.01.10
白紙の海に糸をたらして
ぼんやりと眺めるには月が眩しい
すこしだけ顔を背けて
肌に聞く潮騒のひびきを
意識しないよう
意識する

呼吸は一瞬のことじゃない
かさねてきれいになっていく
それは生まれたばかりの
星のような

(海は広く僕を責める)
2009.01.10
放物線の向こうに
ぽとりと落ちたのは誰の声
だったんだろう

答えのない問いばかり
胸に抱き今日も横たわる
飲み込んだ錠剤の苦味が
飽和する朝を待つだけの時間

誰も呼びにこないから
ひたすらに書き連ねている
その名前を

あ、歩けない
直感する
しびれている足首が
そう伝える
私の脳に

(眠れない夜に)
2009.01.10
いつのまにか日が落ちて
ぼくの手がひえている
遊びつかれた子供のような
率直な感情を抱いて
もっとそばに
夜を引く

繊細な点と線で
うまれたきみは悪気なく
ぼくを傷つけて
駆けていった
もう遠い

どんな朝を拾うわけでもなく
期待した数だけを
きれいに拭きとったんだろう
気づいているよ
それでも
まだ

悲しみよりも喜びよりも
やさしく滲んでしまうから
その声が絶望に似る
何度でも置いてゆかれた
その中でもう笑えない
帰り道に吹く今日の風が
色味のない町並みを
越えて

(非可逆性を抱きしめる)
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