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2008.04.30
簡素な設備で
埋まるには程遠い
電子の
どこかのくにの

意志の疎通
つぶやいた彼女の声がぼくの意識を奪う、そして
泣くわけではないけれど僕はすこし悔しい
悔しい

(ジグザグワーク)
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2008.04.29
草のにおい
すきでもきらいでもなくて
変な感じがする
風船ガム
へたくそなきみのはなうた
土手からみおろすとおくの街
点々とした灯かり
変な感じがする

ネオン・サインというひびきに
なんとなくあこがれられるほど
僕らは何もしらなかった
無邪気にただよって
ねむるだけ
いつも、あとはねむるだけ

空のあおさが
音も立てずに
きえてゆくのはなぜですか。

(駆け足で夜になる)
2008.04.29
空以外になにもなくて
僕をじゃまするものが
なくて
切なくなったときには
もうどうしようもなく
わたしは

ちがう、ぼく
泣けないんだ

(嘘とくちびる)
2008.04.29
なつかしい匂いがして
砂がさらさらと飛んでゆく
きせつは僕らにひどかった
いつも

君は夏が嫌いで
おなじ理由でぼくは君が嫌いだった

暑苦しい廊下の天井
ふりむくな
ふりむかないで

(描写する1秒)
2008.04.29
鳴らして鳴らして
風鈴の音
君のため君のため
夕暮れはふりそそぐ
階段に

(残像)
2008.04.29
かなたへとしずんでいく
ふりそこねた昨日の雨
平坦なみずたまり
この小さな船でねむれる

月のあわいのを
ながめていられなかった
踏みつけた花の白が
いつのまにか消えなかった

夜がくるときみがおびえるので
ぼくがその目をふさがなくちゃいけない
それはとても悲しいことで
あらゆる惨事はこの目になじんだ
もう

さみしいなんて
言うなよ

(男の子と女の子)
2008.04.29
宛名の無い手紙を
空白のそこまで飛ばす
細い文字は
分解されて
どこまでも水色の
薄く延びた地平線におちて

きみといういきものの
動物的なぶぶんを
ついにすべて知ってしまい
わたしの
弱々しくやわらかな肢体が
疼いた

ねがいごとは
そっとこころで呟くだけで
終わりにしよう

限りなくひらけていて
あの窓は
どこかへつながっているから
わたしを導くかな
遠ざかってしまうかな

きみが朝をしっているのとおなじように
ぼくはたくさんの夜をしっている
きみが居ない場所でも
そうだった
わすれなかった


眩しげにちらばった言葉たちと
懐かしさにふるえる腿
そばに


もっとそばに

(渡せない手紙)
2008.04.27
システムオールグリーン
叫び声なら聞こえないのです
/青春
まだ夢とは呼べない希望を
とばさないようにじっと握っていて。

(5番目の空の下)
2008.04.27
見渡す限りひろがる
白い砂漠
シーツよりも細かく
ぼくをなだめてくる
今にも
噛み付いてきそうな太陽が
きみを狙っている
そんな
無理矢理な想像に
ぜんしんが疼く。

やめて
これ以上来ないで

(落書き)
2008.04.27
牛乳瓶をならべて
裸足のきみの
あらゆる間接があかく染まる

ぬれた前髪
ぺたぺたと歩くおと
外では雨がふっていたけど
やけにかわいた目線で僕をくすぐる

真っ白になる
そのしゅんかんに
焼きついてしまった輪郭が
どこかとおくの世界へ
きゅっ、と君をひっぱってしまう

おいていくなよ

もどかしくてもどかしくて
抱きしめたくなる気もち

(魔物)
2008.04.27
ひとつのとびらを開けようとするときに
感じてしまう後ろめたさを
きみに教えたくはなかった

(後悔する人々)
2008.04.27
くもりぞらの日もとても好きです
カーテンはあけておいて


するすると
上着をぬいでしまえば
きみは恥ずかしがるだろう

花のように
つぶされてゆく青い期待
拾い上げたらどこまでも膨らんでしまって
私じゃどうにもできなくなる
そんなところが
罪深いような気がして


とりあえず笑ってみて
かみつくのは
まだ先

(少女とキスと伝言)
2008.04.27
名前なんかなくてもいい
音が鳴れば


冬の日でした
それはそれは眩しい空気が
そこら中に浮いていて
吸い込むのも恐怖だった
雪の
白さに
あらわれるような気もち

心の中で飼っている
けものたちが騒ぎ出すのを
とめないのは
気まぐれ



吸い込んでしまう

(no plan)
2008.04.27
ひとつ宝物がふえたって
悲しい顔で君がいうけれど
そんなことはどうでもいいので
引き出しのすべりのわるさに苛立っている。

なにが僕を待っているか
手に馴染んだコード進行をくりかえして泣いているよ
このからだが染みていられるように
きみの肌に触れられたらいいのに。

ああ、嗚呼。なにがほしかったっけ
不器用だとか器用だとか
それもそうだけど
すこしズレている。

先週からずっと笑えないんだ
甘やかされて生きていたツケが
このからだをつらぬくなら
きみに傷をつけてほしい。
鏡の中でぼくがわらう
あたりまえのようにそこにあった。
すべてに対するアイロニー
身勝手な

あの箱の中身をすべて捨てました。
どうでもいい手紙の内容を
考えていたいだけさ
いつまでも。

(初恋)
2008.04.27
雨が降る
世界をきれいにするように
僕ののどを流れていく
失敗ばかりの今日も
いつかきみの中で咲きますように。

カメラを抱えて
夢をみれないかわいそうな男の子が
星が落ちてしまわないように
みはっている。
各駅停車でゆられている
はるかぜを閉じ込める方法を
さがしている。

いつかきみの中で咲きますように。
あたたかみの底で
眠りがおとずれますように

そして色が変わる
まばたきのうちに忘れる
でもまだ
まだだった

口笛の練習を
かかさないために。
ハンカチを干している

(地図のない日々)
2008.04.27
ミルク・ココア
意図的にみせているだろう
そのうなじには
だれかが隠したひみつがあった
きみがそういうからまちがいはない

地球や
どこかの星で
何度目かの抱擁をかわしたら
ぼくらは恋におちてみたい
なんて、いつまでもいえなかった
女の子だ
やけに騒々しかったのに
きゅうにしずかになってしまえるきみの
やさしさ

きみには似合わない
このうえなくもどかしかった
悲しみの湖で
ひとりで舟をつくっている
それだけのじかん
ぼくにくれよって言いたかった
言わなかった
けれど、


その信号が
止まない雨を
けしてくれるかといえば
ちがうよ

(寄り道では手紙をやぶく)
2008.04.19
月面を流れる川
目蓋がみた虚像
丁寧な線でふちどった
誰かの涙の跡

それから無言で
きみは鋭く笑うかとおもえば
なんの音も鳴らさずに
踊るんだった
馬鹿みたいにみとれている
うさぎの後姿を
追った
ねえきみは
いつまでも壊れそうだった
それなのに壊れなくて
そういうところが
嫌いだ


当たり前のように
そこにあるのが希望で
ここにないものが
希望で

舟は岸をはなれた
しらない町へ行くという
夕日が落ちるのはいつだってここなのに
何もわからない
きみは
きみは


花が朽ちた
地面に横たわる身体が
心臓だけ置いてきて
宇宙になる
根をはって
次に見つける未来で
ねえ

(きみに捧ぐ)
2008.04.19
鉛筆の味を
わすれることができないのは
しょうがない
そういうもの

保健室がきらいだった
くつしたをぬいで
その次にみるものが
ふしぎだった
いつだって
あたしはあたしでしかなくて
恐怖だった。



あの窓から見た景色を
いまでも鮮明におもいだせる


それは嘘だ
おもいだせるわけがない
閉じるたびにつくっている
あたらしいイメージで
眺めていた
さびれた校舎
美しくなってしまう

せまい渡り廊下の
ぬれてしまいそうな肩をよせて
完璧な無意識でたすかってしまえる君を
幾度うとましいとおもったか
ああ、ああ、と声が虚空におちていった
それを拾うものはない

がたがたゆれる
甘い足
とびこえて縫い付ける
――目線を
どこかへ


(君、はやく眠気をぬぐえよ)
2008.04.07
真夜中に目が醒めてしまった
窮屈な感覚が私を抱きしめる。
母をおこさないように、そうっとかばんを跨いで
かさかさというビニール袋の群れを疎ましくおもう。
暗闇になじめない私の肢体は
目が慣れてくるにつれ醜くなっていくようにおもえた
白い壁が今は紺色で
此処から逃げたい、と渇望する私の内部からの声。
しみこんでゆく

それほど遠くもない道のりで
キッチンに辿りついた覚束ない私の足。
包丁を握り締めて林檎の皮をていねいに剥いで
甘くととのった表面に前歯であとをつける。
あふれでる蜜のかわりに
中途半端に渇いていた、
赤茶色のあざを感じる。
先へ先へゆくごとに、みずみずしくなってゆく舌と
喉。
しみこんでゆく

私は眼を閉じる
眠るためではなく、感じるために。
ぎゅうぎゅうに敷き詰められた空気は
真っ黒になりきれない群青のすがたで嗤う。

冷蔵庫から全身にとどいた
低い海鳴りのような音に、すこしばかり思いを馳せた
天井がぴしりとうなる
私は呼吸を乱さないように
ぼやけたすりガラスのような質のコップ
至極落ち着いた動作によって、それを手に入れた。
視覚的にそれを確認することさえできないにしても、
紛れもなくたしかだった
記憶によってもたらされている情報
無条件にそれを信じている。
とびらを開くと
瞳に眩しさが飽和する
そして、あっ、しみてゆく、しみこんでゆく
つめたい牛乳のパック
無機質なようであたたかみのある形の
触れて。とりだす、そんな行為に
なにか神聖さすら覚えている、馬鹿馬鹿しい、そしていとしい
コップに
白い液体を、
たぷんたぷんとそそいでゆけば
そこはかとなく光っている
昆虫のような、目で
八秒ばかりそれをながめた。そして喉にすべらせてゆく
生命の味だ
私を満たすよりもはるか尊いことを
やってのけることができる。そんな味


飲み干せば、またこの場所は平坦に視えている
いつ目蓋を閉じただろうか、そんな風におもってしまうほど
四角くて限られた無限
宇宙のおおきさを漠然と感じる
手は伸ばしちゃいけない。
なめらかな布に吸い込まれてゆくように
しっとりとした空間に自らをゆだねてしまう
触れて。ふれないで
なにもかもがまるくなるように。
此処でとけたい、と渇望する誰かの苦しげな声
しみこんでゆく。

かえりみちもきっと、私を誰も知らないままでいて欲しい
声にはださない小さな願い。
喋らない四方の壁に、さっきの赤い映像を映し出す
脳内が勝手に構築していく
記憶のような未来のような映像。
そして、シャープペンシルを踏む
滑り込んだ毛布の下に
まだ産まれていない物のように
しみこんでゆく。

(kittin)
2008.04.07
そこはいつまでも雨の景色で
汚い町のかぜがほおをひっぱたく
野良犬はどこでねむるか
みせかけの疑問にこころをあずけているふり
だれもふりむくことはなくても
僕らがいた

くちびるからもれた息
そらした視線が坂の途中
まよっているわけではなかった?
すこしこまっているだけか


……傘を捨てた


つなぎあわせたそばから
純粋な破線がうまれ
それをみるたび うごくまぶた
かなしくなってしまう


じったいのないものがたとえば僕らの真実で
嵐がくるたびに壊した場所がゆいいつの在り処だとして
いまさらどこへ歩き出そうか

熱をわすれて
鉄のにおいを嗅ぐ
ぶら下がりながら眺める地上の
水はけのわるさになにを期待してたんだっけ



うかびあがるものなんて
さよならしかなかったのです

僕らがいた


(回帰)
2008.04.07
花瓶にゆびをつっこむ
ライトパープルの太陽が
それをみて微笑んだ

じゃまな空気を蹴散らして
走っているきみの背中がピアノ
淡々と降りる両うで
熱をもって
消えていって

森へ森へとにげてゆく
まるで知らない国
しらないひと
目を閉じてそれを眺めている

カーテンを閉めたのは
なにかの合図ではなかった
軽い錯覚で
ひたいにこつんとあたる
やわらかい石


(オレンジ・フレイバーを待たない)
2008.04.07
きみのことがきらい


太い手首
ていねいに沿わせて
きみがよがる

ひとつひとつめくれば
あらわになる悲しみの音符
頭の中でおどらせるのにも
飽きてしまったよ


きみがきらい
きみのことがきらい


できるなら会えないように仕組まれたこのせかいで
きみに出会ってしまったことなどわすれてしまいたいものです

こわれた時計が
ぼくに終わりを告げる
そんな準備もできていたのに


(ベゴニア)
2008.04.07
どうか聞こえないふり
見慣れた電車の色が今日はうそ
ヘッドフォンから漏れてくる
だれかの痛いことば
抱きとめることができた
いつだって


あの道はあいかわらず静かに季節をかさねて
水色の空にまいあがる花びらが
ぼくの画面までをよごしてにくたらしい
朝だ
そして昼になれば夜がきてまた遷ろう

きれいなもの
かわいいもの
すばらしいもの


終点が存在して
いつだって

(そこにも陽が差す)
2008.04.07
みあげたどこかから
落ちてくる白い粒子

言って
泣いてみて
上手くできないから
みせて

たったひとつの願いが
糸みたいに絡まって
ぐるぐると
この場所をよごす
唯一

とける予感のないままの
なにかを抱きしめたままぼくは立っていた



逢いたい






P.S.
今年はまだ桜の花をみていません。
あなたの胸の中はいつまでも冬だからです。
私の名前を忘れましたか。




(みそら)
2008.04.07
白い土をやわらかくなぜた
きみの背中のかたちに似せて
わらってみた

元気にとびはねる私のなかの
だれかは相変わらず下手なうたで
わたしをせつなくする
鳴らないで

晴れやかにすきとおった
まぶしさをふくんだ空
痛みをこらえていることが
なんだかとても愛おしいみたい

爪とゆびのあいだに泥
とれなくて青いにおい
漂う

(春の道)
2008.04.04
ななめ後ろ
そこには僕のしらない世界
みえない
振り向くだけでみえるその世界は
ぼくのただひとつの意識からはみえない
今だ、
きみの
声だけで体中が変わるのを
感じていた
ただ感じていた
ただ感じていた
そしてそれがすべてだった

はじめての感情を覚える
きみのすがたを見る度に
そしていつか思い出す
世界が終わったそのあとで
ひとつひとつ思い出す
大切に
だきしめる
顔を赤くしながら
誰にもバレないように
思い出す
世界が終わった
そのあとで
これ以上生まれなかった
それほどに生まれていた
もう
壊れている
とめどない
そこにある真っ白い風景が
端から空からながれていく
だれかの中の
ぬるぬるとしたあたたかみは
なんだかどうしようもなく愛しく
愛しい
何度も何度もキスをして
何度も傷をみせあって
何度も傷を舐めあって
何度も何度も
何度も傷をつけあって
くりかえす

そんな夢を見る

(arm)
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