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2008.03.30
なにもしらない
なにもしない
世界に、穴があいて
だれもしらない。

昨日生まれた子が
朝を告げにきた
僕の天使はただ、
街をよごして。
僕らの。

なにも喋らない。
どうか、どうか
ただいのるような
呼吸。

(人工衛星)
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2008.03.29
忘れて5ヶ月と7日
改札ですれちがった君が
すべての記憶をつれてくる

(恋愛感情#4/番外編)
2008.03.29
連れていって


漠然とした希望をかたる
横顔がとおくなる
泣かない
なくしてもいい

嘘です。嘘です
いままでもこれからも全部そう
強がるのは飽きない
どうして
今ベランダにでたら絶望する
だってそれは春の空気

わかってる
日射しだけですてきな声だ
きかせて
さわったことがないきみ
誰もいない場所で
俺をだれか抱いてよ

(恋愛感情#3)
2008.03.29
きみがすきな歌
聞くだけで心臓はうごくのをやめて
ぼくはどこかへ放り投げられる
3年は意外に短く
きりたての髪がゆれる


好きなんだ
好きなんだ好きなんだきみのこと
すきだったよ

(恋愛感情#2)
2008.03.29
期待している

アドレスも番号も知らない
私の名前もたぶん知らない
ふえていく傷だけがものがたる
see you good bye

にあわない言葉で
ふえていく傷だけがものがたる
なんで

(恋愛感情)
2008.03.29
両手にこぼれそうな武器
arm
と、たしかいった
それはべつのもの

衝動がいつのまにか
衝動じゃなくなるなら
そこにある切っ先はなにを意味する

ダメージだ
ふえていく数値に焦って
なぜか微笑

またどこかへ行こうとするの
逃げるわけじゃなく
たちむかうわけでもなく
漠然としたイメージだ
いわゆる少年漫画的な
欲望

(記憶の支配)
2008.03.29
僕は春がうとましい


そうしてなにもかもがあたらしくなる
砂利をおもわず吸い込んで
声帯にちかづいたところで
はきだした

しろい川沿いの公園で
誰かと誰かでさくらをみていた
つまさきの泥をみて
すこし泣いた

きみに会いたい

すれ違うだけでもよかった
その先のことを僕らはしらないから
どんなふうにかわってもよかった
ねえ


僕は春がうとましい

すがすがしいにおいのする
風を浴びながらあるいている
べつべつの場所へいそぐ
水たまりが昼をはじく

みあげたそらのしたの橋では
いつも電車がはしっている


(パラレルワールド)
2008.03.25
きみが置いてきた手紙を
いつかのかぜがそっとやぶいて
わからなくする

びしょ濡れになったかばんを
乾かすわけでもなく
なかゆびでふれている

ひとつかみのあせりが
互いの顔にうかんで
ごまかすようにしたをむいた


――草のにおい
あれはたしか五月


(夏影)
2008.03.25
点滅する声をきいた
あたらしい粉をかぶって
まっしろくなったりもして
だれかを待っているよ

あたたかい氷が
やわらかく裂けたそのとき
あなたが生まれたりして
それはたしかゆめ

目の前の景色に
なまえをあげるのに飽きた
次の場所
どこかの空気を

すって はいて
そして
吐いて

(青い軌跡)

2008.03.25
なみだやそれに似たものが
まるくなって
きえていった

もう春です
電話のむこうで
きせつのおわりを告げる声がして

ひざをかかえたまま
のぼってくる水面がまるで
世界の断面図だった

ああ
ぼくらのクオリア
交わらないところまで

(点描)
2008.03.22
壊さないで破いてみる
やさしく匂うあかい果実
さあ、ふれたならだましてみる
誰も知らない青い果実

ただそこでくさるだけの
かなしみの音楽だ

ふいに浮き出た一脈の川を
うまいことはぎとれない
左手の薬指
ゆいいつのあたたかみを
だきすぎて壊したかな

宇宙にいったことがない
そういうときみは、
しずかにまわった。
夢のように
美しくなった。

手をあわせて星にいのる
おちてくる眩しさを飲んで
吐き出すならみずうみまで
はしる

そして公園に陽はおちる
みられてはならなかった
日記をただ燃やしているね

(タイムラグ)
2008.03.22
最果てのが肌に映る
誰かの泣き声
なにかの
産声

あ、
もつれる息と
甘い舌

絡まった糸を仕方なく切るように
それはとても自然な行為
だったね

耳障りな鉄琴のソルファ
それに似ていたか、それとも逆
どっちかだよ。


きみの泣き声
からすが落ちて
朝/yet

そういって演技だった
くだらない力を込める
死ぬほどに

melt
は、嘘
たぶん、嘘

きっといつもとちゅうでくるった
神の名をわすれた罰で

coming、
そこまで
来ているよ


近道で迷子になる
はねをなくしたひとのすがた

る、
ららり るる
僕の耳になじまない
るらら り る、る
もっと、もっと
歌わないで

電子の箱
なみだになるよ

いつかの、
ひかりの産声

目印はないからね
まっすぐに歩かないで
きみがあふれる
なみだになるよ

(目がさめる/無音の国でも)
2008.03.22
いつまでも君をさがしてた
0と7のあいだに
おとずれないきせつと
雪解けのない画用紙の上

ゆびきり
ねがいごと
一、二
三つめは知らない

かたくなに立つ海に
おぼれる予定なんてなく
まして予想なんてしない

きみとすごした冬がおわり
夕日に照った町の肌はぼくの胸を焦がして
ねえ
まだ風を待つつもり

(白景)
2008.03.22
眩しい
まぶしくない
いたい
しにたい

あたらしい土に
目を伏せて
ざくざくと切り裂かれる星の鼓動を聞く
おわらないじかん
その中できみをみつける


ゆめのどこか


もっと嘘

(煙筒)
2008.03.17
わたしができることは
きみにできないこと

だったらいいのに

(均衡)
2008.03.17
いつか、ずっと
聞きたかったこと
知らない人への手紙
きみが覚えたての歌を
小さなこえで口ずさんで
僕はただ目をふさいだ
逃げたい訳じゃない
だけどあるけない
そこにある強さ
青くならない
花が散って
かわいた土に、
ふりそそいだのは
だれかの夢じゃなく
きみと僕の絶望だけで
悲しくなんてないよ
なめらかな流線型
しずかに切り開く
つめたい銃声で
こじあける瓶
嘘つきの汗
消えた星
そこに
ある
確かに
見えるの
彼女が笑う
その場面には
だれの影もなく
さみしがる才能も
どこかに置いてきた
いないひとたちへの心
あふれ出るゆるやかな色
むらさきの空がゆれて
僕らの道をこわした
好きだった匂いが
完全に近づいて
癒してしまう
きみと彼女
僕はただ
いのる
だけ



(帰還する黒)
2008.03.17
ひとつも欲しくなかった
ただそれはそこにあって
吸ったのは必然
なみだもながれなくて
笑えてくるわけもなくて
キラキラ キラキラしてる

空を切りさいて逃げてゆく
あいかわらず下手なクロール
ゆるされることのない
ねがいごとをしようよ

(ペーパードライバー)
2008.03.11
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽
あわただしい忘れられかた
なんて

ひとつなくしたら、いつかあふれる
にがいのは慣れている
まだあおいはだしで

紙風船がぽとりとおちた
うららかなる白昼の憧憬

たたみかけるようにうたう
やっと追いつけたようで
またきえてしまうから
泣いてみる



ぬるんだ水のかるさ・浴びる日の健やかさ・しろい背中
花はまださかない

春、


わたしははるにうまれた


(わたしは春にうまれた)
2008.03.03
一、
甘たるい微熱のそこで
うめき声のような海鳴りのような
円くなった証明に耳を貸す。

とどきません。さらさらと砂は歯のすきまを通って
噛み砕いてしまえないことだ、そして
それはそれは舌に馴染まないのだった。


二、
あ、逃げたいんだ。いつかのエス
隣の人の荒い息や覚束ない立ち姿をみておもいました
私、は、
にげられないんだ。阻まれて
視線はそこに縫い付けられて
いるからね。


三、
なつかしいひびき
のみこんだむきしつなことばのありか
そ(う)う(そ)だった、もの、存在 ライトは眩しい
金切り声をあげる星
うまれてしまい
私の宇宙に
うまれてしまった


四、
いつまでも干されていた
記憶のなかで渦巻いていた
信条として
かかげるならば、きみの名前はふせておく

手紙をよんだ
それだけで
傷はやわらいだ


五、
安吾の書いた文を追います
私はなきたくなるほどに
誰のこともしらずにいたわけであるので。
カーテンを、さて、開きましょう
みえるものすべてがみえないもの以外のすべて
当たり前のことを
もういちど咀嚼してみせるさ。


(断片集)
2008.03.01
渇くのは心以外のすべてで
あなたに預けた
泣きたくなって
かたく結ばれたままの
空の無音が眩しい

さよなら、さよならは
桜がいつか散りそうな夜のなかで。

見慣れない景色にとけて
うまく消えられない君をたとえば憎んで
愛なんて安っぽい真実を口にして
歩き出すよ

生きたいも死にたいも
同じ重みで僕のなか 転がっている

だまったままの約束が
あの宇宙にとどいて星が降ったら
あなたの笑顔があればいい。

くだらない感傷や苦悩まで
他人の心臓ですべておこなった
その後

何よりもリアルな夢を
ぼくらは永遠にみつづける

(3/1)
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