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2007.12.30
トンネルを抜けたら
まっさらな世界があって
たぶんそこはすべての始まり
だった

ラメ入りの空をながめて
脳に浮かんだ音楽は
きらきらしてて 聞こえなかった
今日まで

底の厚いブーツをはいて
転ぶ寸前の言葉を
のみこんで
空を切って
手をふったよ

あかいりんごがなっている
線路沿いの農園

柔く甘くやさしいかぜが
けっしてだれも踏み込めない
真っ白な皿のうえに
吹いた

(処女雪)
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2007.12.30
最低な景色は
窓と窓にうつって
あつぼったい雲の向こうを
人々は想像する

すがるように
気を紛らすように
眠れ

煙突からはいいろが煙る
ひろい空洞の中で
それでも

(症候)
2007.12.30
機械のような手足を振って
微熱の声と表情は
虚像がひそむ対岸の壁

きらいと言って破り捨てるよ
彼女はうまれた うまれてしまった

(誤算)
2007.12.30
坂道はまぶしくて
コウモリ傘の濃い影が
ふくらはぎの感覚を冷やす
風なら吹かないんだ
静脈をセイミャクと読んだ日を
思い出すだけなんだ

郵便屋さんの赤いバイクに
またがってみたかった
子供みたいに試されてる
ストローで延々あそぼうか
誇らしく歌などうたおうか

濡れたホームに目をうばわれた
黒猫は足早に逃げていく
雑草のような林を抜けて
連れ戻される場所は
どこだろう
動脈をドウミャクと読んだ日は
記憶の中にすでになく
駆け足でおりていく背を
眺めてるだけなんだ

(すきま風)
2007.12.30
楽しかったね
さっき手渡した
フィルムは浅い海の底
はるのまどろみのような
そんな色になるんだろうね
想像で花は泣くし
鳥たちは絵を描いた
そして地球のうらがわには
知らない国の愛のことばかな
からからに乾いた空だ
どこからきたの
きみに聞いてるよ
どこからきたんだろう
あの雲をみているよ
気まぐれな潮風と
まるであそんでる
ひとつの物語が
たくさんのゆめをみせて
裸足と砂が好き合うのさ
太陽は落ちるのさ
遠くに
船が浮かんでいて
あれがみえなくなる頃に
終わりが始まるはずなのさ
空想を踏みつけたら
きみにさわってみたかったな
オレンジジュースみたいな景色
そのうち群青が塗りつぶすから
ふやけた思い出を見送った
帰りみちに
道ができたよ
どうしてなくの
きみに聞いてる
どうして
どうしてなくんだろう

(帰りみち)
2007.12.30
あした ゆきが ふると いうよ。
まぶしさに くすぐられる ゆめを
きみは もう みただろうか。

signal/は きえるね そして
りゆう だけが のこったら
それも 燃やせ。

あした きみに あいに ゆくよ。
だから いつか あいに きて
そんなこと
しんでも いえないな。

あした ゆきが ふると いうよ
たとえば 活字の ような/ice

そのては はねの ようでした
かこ で。

(kizasi)
2007.12.29
酸味が足りてない
気がする
毎日はすきとおっていて
それなのに

すべり台より
ジャングルジムが
好きだったっていうあの話
そういうひと嫌いじゃないけど
いつだってせつなくなるんだ
しもやけの手に
夕日がそそぐ
冷たいカラスの声になるんだ

(Icy Juice)
2007.12.28
映像
きみの平坦な胸板に
うつるよ
すこし冷たくて鋭くて
俺が永劫さわれないもの

叶うことが多すぎて
叶わないことを好きになる
困るね
忙しくて騒がしくて
うるさくて逃げらんなくて
困るなあ

何もかもをわからないために
重ねあうのは無駄な抵抗か
ゆめでみたような白い波の中
溺れるよりも爆ぜるようにさ
遂げる

その亀裂だ
きみの外観を損ねるように
集うよ
育ちの悪い直線に
もう祈らなくてすむように
短い髪を
気丈に溶かせ

(ひとみ)
2007.12.28
タクシー拾ってくるなら
そこで待ってるよ
転びそうだから
手をつないでもいい
月が降る

みせつけたって
笑ってごまかせるよ
嘘もつけるし
不自由なんてないよ

今 さわったでしょう
なみだのように
不味い液体
思い出す前に
わすれられたらいいね

イルミネーション
そんな風に呼ぶには
不似合いな明かりが散る
慎ましく
月が降る

(底流)
2007.12.27
羽毛になみだを吸わせて
月がねむるのを待っていた
街のあかりは夜中まぶしいな
だけどそれも温かくて
ほどける

地獄がここなら君の声も聞こえるのか
やさしいものほど不確かで焦る


抜け落ちたあの日までの栞
どこまで行ったっけ 何度もくりかえして
名前のないほどの思いだって
ながい雨のようにふりそそぐ
やわらかい

不毛な祈りさえずっと
この手に馴染んで息をしている
待ちぼうけてる約束だって
足掻けどどれも使えないから
捨ててけ

希望や絶望はいつだって他人が寄越すのに
ただ欲しいものは遠ざかって夜の


濡れる剥がれる流れる消える
そこまで言ったっけ 誤解なら尽きなくて
雪崩に埋もれひびく「きらい」の中
君は嘘のように立っていた

ひかりはゆれてはばたくまきもどす
永遠をにおわせた 白昼夢へ連れられて
抱かれる日々は冷凍庫で
あまいところだけ溶けだしたんだ
feathery light

(フェザー)
2007.12.26
連れ去る季節の訪れに
泣きたくなる消しゴムみたいな僕が
たたずんでいることだけで

白昼のベランダで逃げ出せそうな景色を見る
まぼろし

何度も叫ぶことができる
届かなくたっていいよ
でもこの髪をくすぐる風はどこかの蝶がおこした風で
それを感じる

はかないのか愛しいのかはためく旗に名前をあげて
捨てられた自転車を蹴って壊されたい一心で 歌にする
はやく空を飛べるといいね
そういう気持ち

かすんでいくすべてのものが
きみが描いてる絵みたいで
いやになるんだ

(落書き/white)
2007.12.26
呼ばれない名前を抱いて
あるいは泣いているのさ
きみの顔などすでに忘れた
なのに想像するだけで苦しい

世界地図の上でぼくらは
半径5ミリにおさまるほど近く
いつだって隙だらけで
キスだってできそうだった

全然、全然よくないよ
痛感したのはよわさや脆さ
閉じれば喜劇の真似事みたい

悲しむふりで花を摘み
おかした罪も底に沈める
逃げれば誰もしらなかった
逃げれば誰も咎めなかった

今も僕以外がオールグリーン
透明なバリアはかたく冷たく
傷だって好きなだけで
開いてく激情のヒビだ

間違って消え去って突き刺して鈍くなって
あふれ咲いたから壊してみた
she was just seeing sea !

延々、延々どこいくの
悲観するだけしたら甲羅の
中にも浸水していくよ

全然、全然よくないよ
痛感したのはよわさや脆さ
閉じれば綺麗な潮風に
わらう

(one)
2007.12.26
埃っぽいまぶしさの中で
心地よく舌を鳴らした
低空をころぶように走る
ことばを忘れるほどに楽しく

羽ばたくたび骨が砕けて
目にはいるのがすこし痛い
笑顔がひきつるのをみてる
なみだをこぼしながら過ぎる

誰にみられても平気だよ
この街にも二度とこないから

I'm fine, OK.
信号をすみやかに無視しては
落ちてく前のいろを記憶して
I'm fine, OK.
だれあてでもない恋のうたを
ひき千切られた群青の恋のうたを

(love song for fly high)
2007.12.26
屋根の上
セーラー服の紺色が
ぱちぱちとはじける
炭酸飲料のような
かろやかな刺激を楽しむ
痛快だ
雪がふればよかった
鳴らない携帯電話を
いかにも落ち着かないというふうに
ぱこぱこと開け閉めする
思い出や未来のなかで
どんなに苦しい朝がきたって
かなしいことはなかったよ

うすくのびたしろい天井に
ほんのすこしぼやけ光ってみえる
あれが太陽
たしかそうだったはずだと
瞬きしながら確かめる
くっきりとした自らの指の
輪郭を壊すように
鼓動にかさねて
音をたてる
聞きなれた速度で
リズムを刻む

つめたい空気はふれるたび
綻んでいくから
約束のように
ぱちん
消えるよ
うすむらさきの風船


寒いのと痛いのは似てるでしょ
ぬくいのと眠いのは似てるでしょ


わずか何グラムかの重みに期待をする
だけどそれももう終わり
固体にさわることで生きる
お前はあたたかいなあ
いつも
笑いすら浮かべてしまいながら
かぜに吹かれて
めをひらく

桜が咲くことも信じられないから
時間が経つのを感じていて
見下ろす子どもたちの声は
さわがしくあかるく届く
鮮やかで辛辣だ
たったひとつの音楽は
この場所の均衡をたもつ
ゆいいつの
眩しくて
なつかしい香り
味のしないガムをかみながら
ばらばらのプリーツを
整える


飛行機雲だ

(パレード)
2007.12.22
こんがらがる。こんがらがる。何語だか知らないけどはじめて喋った言葉は二文字。ゆるやかに。ゆるやかに。落ちる太陽は誰の瞳。肩がこる。鎖骨がきしむ。にげまどう。にげまどう。主人公のように。忍び寄る石の声のように。あいたくちがふさがらないのは、目の前の。おちてゆく。おちてゆく。形容詞も助動詞もみつからないせかいになる。はさみ。はさみ。それが要る。ほんとうだろうか。聞き返す。こんがらがる。こんがらがる。なにをだかしらないけど描きたいとたしかに思う。昇る月が若葉を燃やす。頭蓋をこえてとおくなる。おちてゆけ。おちてゆけ/息

(皓々と撫でられる)
2007.12.22
死にたいと
きみがいう
わたしはただ眠りたい
朝日をみるために
よわりきった網膜を
養うために
枯れ葉を踏む
音を聞くために

目的はちがっても
おなじように目を瞑れば
みえる景色が似るかもしれない
なんて言わないが

かたをすべり
そのうち重力にまかせ
落ちるコート
その肌は白くない
黒くもない、純粋な色

赤くなった指をかむのは
あたためるためだという
そして
唾液にひたされた皮膚が
すこしだけふやけて
痛がる

(wantではなくneed)
2007.12.20
回帰する
きみのありかは
むかしからここだったろう
船の音
轟音だ
せかいに沈められていく
自分という音符
まるで水滴みたいに
べつの肌に吸い寄せられる

花火のように散らばって
それをかきあつめるて が
ただ恋しい
あるはずのない
きみの空疎は
いつだってわたしにやさしい

かわかないまま
火の匂い
みらいをしるために
飛んで落ちた
苦いひずみ
だいきらいだよ

(EQ)
2007.12.20
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくするどいめの奥が
語りかけていた
青さを
おもいだすことができるよ
たった今のことみたいに
声や
温度も
よわさも強さもなめらかさもかなしさも
やさしさも
どうして泣きたくなるのって
聞くたびに確認する
この星も あの空も
おなじように青いってこと
きみの心臓
のような
あお
止まることのない
時間の源泉
わたしは
きみがつくってくれた
脈打つ宝石をかかえこんで
ねむれないよ
とても震えていて
ねむれない
わたし 眠れない
ねむりたくない
まだみていたくて
自転を感じたくて
なんだかとても苦しい
あらゆる角度から花を愛でて
いろんな国の呼吸をしたい
まぼろし
に、似た
きみのこえに
抱きしめられていたい
嘘よりも
真実をしることがこわいなんて
わがままだなあ
わたし
きれいなものが好きだから
殴られてしまいたいな
そらに
うみに
とりたちに
きみという存在に
溺れてしまいたかったなあ
手をぎゅっとしてみて
流れていくのは
宇宙だ
ねえ
はじめからあのなみだの味を
わかっていた
気がするよ
ぜいたくなじかんを食べて
消えないで
わらっていた気がするよ
今日も
たしか昨日もきっとあしただって
生きている 青さ
痛いほどだよ
超えられて
おいつけなくて
すり傷から血がでてしまう
ねえ
てのひらで覆えるくらい
かためた気もち
凍った息も
しらないひとに届くんだろうか
まぶたのうらは赤くて
それを醒ますのが涙なら
正しさってどこにあるかな
むかしから
呼ばれていたのは
きみ、
きみは神さまだから
ぜんぶぜんぶ見抜いていて
わたしは
今から
どこへゆこう

(神さまとさよならする日)
2007.12.20
きみのてやその視線
おちて泣く
ただ追いかけて
ここまで来た
口惜しく泣く
ひかりは午後の角度で
わたしをなぜる
ように吹く

とおざかっていくかげを
踏みたいと切望する帰路のこと
花もしくは泥のような
望みなどなく
決意などさらになく

その
味をしりたい一心で
転んだ日々はとぐろを巻き
わたしをつつむ
言い訳もなく
この目がしっていく世界の
植物に色はすでになく
きみという偶像の
たしかな情報や
感覚に
ふれてみたことなどなく

さあ
ゆこうよ

きみはもう振り返るなよ
聞き分けもなく
まるくなる意識のなか
背骨すらわたしには
なく

(燕)
2007.12.17
少女は笑った
何よりも脆い スクリーンの中
彼女は笑った
冬 純白の街に染まり とけて
それはまるで傷跡で
ただ俺を焦がした

白昼の惨事

you were like the sun shine

灰のような白さだと
羽ばたいてから気付いたんだ
流れるこの血の温かさ
誰かが先に知ってたんだ

you where lost my name

過ぎ去った列車の描いた
線をなぞる両脚は 細く
ゆるい長靴 放り出して 
今にも燃え尽きそうな

少女は笑った
白昼の惨事

(she's daydream)
2007.12.16
あぁ
まぶたが凍る
太陽をさがしていたのに
気付けば海の底だ
視線は

アスファルトに薄くにじむ
わたし
はがれなくて こびりついて
いつか世界にとけるように消えた

呼ぶ声に

ひきずりもどされた視界は
ふやけた心臓よりもたしかに鳴る
慟哭
といった雰囲気の


白昼にしずむ金魚の花
遊ぶのと踊るのと
およぐのはとてもよく似ていた

(赤い旗)
2007.12.15
今からきみに逢いたい

わがままは大気にとけて
きこえない声となる

きこえなくて きこえなくて
悲しげな
瞳にやどる

とうめいな とうめいな
街のいろに
耳をすます

それだけでもう
いっぱいになる

(冬鳴)
2007.12.15
はるか上空
みおろした地上にひろがる血管
細胞
いくつもの細胞
惑星たちがぶつからぬように
ひかれた線

深海 のような
暗さだ
ここはどこだか誰もしらずに
あれがなんだか探ろうとしてる

はるか上空
みあげた軌道に集うからす
あ、

(浅墓)
2007.12.15
恥ずかしげもなく
今日は月がきれいですね
などとのたまう

魚?ああ
たしか食べたことがあります と
やわらかな笑みさえ浮かべ
あるく

幻想/森/ちいさな灯り/逃がす骨

煮込まれた財産と
ねむりをともにするように
羽毛のようなかばんに
顔をうずめ
泣くように

花/あぶら/白紙/図形
よわい予感

(サテライトと春)
2007.12.15
けもの
というその言葉が
あなたには非道く似合う
と思う
螺旋をこえて
たどりついた
この空のかなた
尊い瞳がならんでいる

ふゆばらの
棘はまるく
あらわれた生命の感度
それを
ただ思い出すように
うたう歌

森の なか

(kemono)
2007.12.15
それはバター のような
香りです
焼かれていて
たまに眩しかった
発光
するそれはバター
のような
香りです
かなしいほどに
すっぱい気もちを
掻き消して
理科室
を思い出してそれは
バターの
ような香りです
担任の
なまえをおもいだせなくて
三年という月日の
重み/軽さに
苦しくなって
呼吸
それはバター のような
香りです
したたかな拍手たちが
鳴るような日曜日

なりそうな 土曜日に
うかびあがる
ほのお
それはバター
の ような 香り
です
ただおそろしいほどに
焼かれている
この星は
バター
のような
香り
です

(実験)
2007.12.15

頭がい骨
えぐられる
太陽

青い
きみは青い
あおくてあおくて
偽物のように
輝いて

灰色の屋上に
ぶらさがる
オブジェだった

届かなかった
届きたかった

機械のように
てをのばした
とどかなかった

きみは青い
あおくてあおくて
さすように
痛みだった

(青い手紙)
2007.12.15
きえてなくなれ
煙草のけむり
わたしがみたことのない
夕やみの鳥
くろい羽根は

きられ
切られて
まいゆく
白い月

ねむり
雨だれをたどる
覚束ないしぐさの
ゆび
視線の先
しめった土を
ふみしめる

きえてなくなれ

まどを開く
ふゆのかぜ

遠ざかる
夕やみの鳥
くろい羽根は
切られ
きられて

(沿える月)
2007.12.15
夕暮れは
かならずしもあかくはなく
かならずしも
きみでは無く

そら
よりも 海に
すいこまれていこう

しろ
眠れる舟
枯れ葉

とおい思いでをたどっている

ふゆ

(落陽)
2007.12.15
洪水
がそのまま凍って
今日にいたる

十二月は犯罪的
さむいというより
淋しかった

ガムを捨て
石をけり
あのこの顔を思い浮かべて
夕日から遠ざかるような
かえりみちに
吹くかぜは

(十二月/回帰)
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