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2007.09.27
さみしくなれていいね
だれかの声がしたけど
無視した

蹴り損ねた石ころが
なぜか未だに心残りで
ぼくらは弱い

まっすぐに歩いてゆけ
赤い花がゆれているなあ
ほら
意図しない方向に
きえてしまえ

(無意識的逃避)
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2007.09.27
お菓子の包み紙を放り投げる
かぜに飛ばされ

薄くひろがる灰色の雲
まんまるい月をかくしてしまう
それだけでなんか死にたくなる
病気がこわい

てを繋いだことがあるか
思い出せなくなって あの子の
指のサイズだけ
忘れられなくなって

ひかりに導かれるのは
もううんざりなのに
虫みたいにコンビニに連れてかれる

(走性)
2007.09.27
死なない程度に必死だと思う
そんなこというときみはわらった
手をふった


信号機は点滅をくりかえして
人々はもうそれを気にしなくなる
電車が通る
はしのうえを

涙がこぼれないように
上をむいて歩いていたら
涙が空に吸い込まれていった
となりのひとも同じだった
こんなのは嘘つきだと思った

(秋雨前線)
2007.09.27
時々、日本語を理解できない時がある。
通りすがりの兄弟の会話やすこし遠くで鳴っているラジオ。それらの声は俺の耳にとても曖昧なかたちで届き、どこか異国の言語を聞いているような気持ちにさせる。




体育館で体育座りをするクラスメイトの背中、背中、背中。学年主任がところどころ沈黙しつつ喋る。そのたびに、何本か刻まれた皺がさらに深くなった。声は聞こえる。なにいってるのかわからない。ハヤクオワレバイイノニナ。アチーッテ、ホントヤッテラレネエ。後ろからささやく声がする。そうだな。適当にこたえるが、なにいってるかわからない。まばたきをすれば目の前がちゃんと潤う。だが、おそるおそる空中を飛び交う生徒らの言葉も、強弱をしっかりつけて耳障りな教師の言葉も、みえない。気持ち悪いな。そう思って、そのまま少ししたをむくと、意識が消えていった。





「シッカニハル」
え、と思わず聞き返すと、横に大垣が立っていた。同じクラスの女子だ。にこにこしている。
「今、なんていった?」
あらためてしっかりと聞き返す。雨音がじんじんと鼓膜に届いている。秋の雨はさわやかだ。傘を叩くしずくのリズムが小気味良くさえある。ちらりと斜め下をみると大垣のコンバースのスニーカーが眼に入った。
「シッカニハル」
また同じ答えのようだった。それって何?どういう意味?
っていうか、オオガキって誰。オオガキ?オオガキッテダレ。オオガキッテナニ。ナニッテナニ。ナニッテナニッテナニ。ナニッテナニッテナニッテナニ。ナニッテナニッテナニッテナニッテナニ。
ナニ。




横断歩道。






めをあける。

「あ、やっとおきた」
田口がわらってこちらを見ていた。さっと周りをみわたすとほとんど誰もいない。白い背中の列も教師のすがたもない。しんだかとおもったっつーの。冗談めかして田口がいう。ああ、俺、眠ってたのか。まだ開けづらい目蓋を擦って立ち上がる。やけにからだが重く感じられた。時計にめをやる、5時29分。
「今日何曜日だったっけ?」
「水曜日」
「やっべ、俺今日塾だ」
はやくかえらないと。急ごうとおもった瞬間、頭の奥でこえがきこえた。

シッカニハル。

なんだ、それ。
自分の中に問いかけてみた。答えはかえってこないが、別になんともおもわない。おいちょっと待てって!教室への最短距離を走りぬけながら、叫ぶ田口のこえをきいている。いま何かをひとつ、忘れた気がなんとなくした。

(シッカニハル)
2007.09.26
泣かずにいたのにきみがいる
てのひらや裏を舐める温度
やさしくなく導いてさよならを
告げるそのくちびるが切れた

忘れ去ったものばかり
なんとなくをおしえるよ
きみが二度とみない街
頭上のかなたに廃墟
屋上から錠剤をまいたのは


(二階から外を見る)
2007.09.25
群青の洪水、遠くのよるを
いっきにここまで連れてくる
息を切らすきみの手に握られた
銀河鉄道の路線図は
昨日まで文庫本のしおりだった

心地良い脈を鳴らしながら
熱っぽくきみがいう
逃げようよの声に酔わされ
ポケットの小銭かき集めたら
いちばん遠い切符を買った
プラットホーム、駆け抜けて

トレイントレイン

子供みたいに靴をぬぎすてた
はしゃいで流れる景色をみてる
冥王星、ポラロイドカメラ
ごみくずのような散らかった星
すべては連なり群がっている

窓は開けないでといった
初老の駅員の言葉を無視して
そのなかのひとつを手にとり
ちゃちな指輪をつくったら
きみのほそい小指にはめる
するときみは見たこともない
純白の息を吐いて
それを星雲にかえていった
そんなことを繰り返すうちに
車内はすっかりおもちゃ箱みたい
いつかみた夢のなかだった

トレイントレイン

地球はとっくにみえなくなった
だけど不思議とさみしくはなく
地球はたしかに青かったから
それだけでよかったとおもえる
無重力で花が咲くかとか
三回目の願い事は
ちゃんと神さまに届くのかどうか
わからないことはたくさんあるけど

トレイントレイントレイン

ゆられている
ゆられている
ねえどこまでゆくの
行きさきもたしかめないで
飛びのったアイアンブルー、トレイン
きみとなら
どこが終点だったとしても
きっと星になれるとおもった
無重力を踏みつけてぼくら
宇宙の最果てへ

(銀河鉄道の夜)
2007.09.25
鳴かない星をさがしてる
22時
うすぺらい信号ひとつ
待っていて親指が痛む
途絶えたこえを逃さないで
ほんとうは聞いていたかった

こころは淋しくないというか

眼を閉じろ
あしたになれば秘密にしてよ
かえりみちもいくみちも
絶えないのはふるえる空気
きみのそばでわたしのそばで

シーツのしわに薄い影
平坦に髪をゆだねて
そっと育つ気持ちからめをそらせ

なあ、あんたのことじゃない
すきです
正しくないおやすみに
熱くされてる

好きすききらい嫌い好き
宇宙におよぐさかなのまぼろし
気付かないであさになれば
わすれて

(すきと好きとよるにみるゆめ)
2007.09.24
こい影にきみの指紋
白くにごった空気のそばで
まだきえないでる証明

とおくからまぶしいのは
正午になった鐘の音

だれかの笑い声でめをさます
絶えない予感でくすぐったい、頬
そっとイヤフォンを外されて
そこから開くせかいのこと

(千代田1丁目)
2007.09.23
どれくらい眼を瞑っていられるだろう
ひかりがあふれるこの世界で

薄い青
おおわれた膜をやぶれないままのきみとぼく
いつになったら
見上げたさきに宇宙があるって信じられる
手をつなぐ温度すら
不確かなとらえかたしかできないのに

とおく浮かぶ月を
割るようにのぼっていく煙の香り
ちかく、
どこかにゆらゆら
頬にふれてみたりなどする
こわばった指先やくちびる
冗談をいいあうこころがまだ臆病だ
ぼくら、

どれくらい眼を開いていられただろう
きみがあふれるこの世界の
何処ででも

(ぼくら稚拙な生きかたで)
2007.09.23
降らない白
かげる重たげな雲のしたで俯いた
水も光も浴びない日の草花がわらう
重力にさからって羽根を叩く風に
のせられて遠くまで消えて

無意識に追っていた音は
いつの間にか砕けてしまった
ぼろぼろになり街をよごしていく
僕はそれをただ視ている

(小窓)
2007.09.22
めのまえに広がる軌道をおう
だれかがつけた傷跡をなめながら進んでる
衝動的ななれあいや壊された繋がる手
すぐにおえていくから

知らないどこかにいけるかな
きみもぼくも羽根をもっていない

傷つくなら逃げていて
与え合う満たしあうそれで幸せになれるの?
ぼんやりとしてたって明日がここに来るという

染み付いている固定観念としんじつ
飲み込んでしまうのはきみは簡単だといった
逃げられる夜明けなんてしらない
ぼくらいつだってとらわれたままの
子供だ

(Float world)
(Respect!GARNET CROW)
2007.09.22
新幹線の窓にちょうど咲き誇るライトの色
しらない誰かの横顔にむりやりにきみをかさねてた
空になった缶コーヒーの銀色からちいさく
飛び散ったこげ茶色の液体があなたのなみだのようだよ

おもいはいまでもくすぶって
それだけを軸にして歩けるのはわたしだけみたい
苦しみや叶わぬ願いもわすれて
どうして落ちていけるのかわからないけどきみの想像は
やさしい

育ってしまう気持ちの果てに
あるのは愛情の完成品じゃなくきみの嘘だ
さみしくなんてないよといったところで
世界がぼくらを遠ざけて寄り添う隙間をふかくする

いってしまう季節やあいまいな思いでも
勘を頼りになぞっていけばいびつな安らぎがみえてくる
昇華できないおさない心に
つめたい空がわらってる
星が降る

はく息が白くなって花になってきみにとどいて
そんなゆめがほんものになったら泣きそう

この手のひらでつかめて守れて
そんなよわいかたちがきみだったわけもなく
淋しい
会いたい
ないている君たちは甘い夢の日をよごした
なんとなくじゃないたしかなのぼりかたでおちてゆく
きみに逢いたい

(Crier Girl&Crier Boy ~ice cold sky~)
(Respect!GARNET CORW)
2007.09.22
あたまのなかがおかされる
ゆれている世界地図
水浸しの網膜が
あなたの影を探している
淋しさや優しさや
形容詞が息を吸い込む瞬間
さまざまな欠陥がわたしのすべてを包んでいる

育っていくのは何色の太陽
あなたとわたしのあいだの線をみえなくする
錯覚の救命
なくされてから信じてみるお遊びのように
てすりはなして階段を踏み外す

だれもしらないよるは
わたしの晴れやかな視界をうばう
駆け抜ける駐車場をしたにみて
電線にからまぬようにそっと手を伸ばすよ

すぎていくなにもかもを
覚えていない絵画にたとえて
あなたはわらっていた
これからも生きていく悲しみなどわすれてよ
簡単にいえるのはひみつの世界で
たったふたつの残像がまだ見えているからだよ
なにも触れなくなった
ガラスの箱のなかできゅうと鳴く
つめたく泣く

(Cried a little)
(Respect!GARNET CROW)
2007.09.22
ゆるされない原色のスニーカーをはいて/きみは逃げる。
閉ざされた校門をぎい、と引いて赤錆にふれる。
チャイムを背中に叩きつけられながらそうっとすきまを抜けていく。
クラスメイトの顔はもう忘れることにして、小走りで空気をさいていく。爽快。
ほんのすこしの罪悪感をまじえながらいきをはく。
決してふりかえらない。
きみは逃げる/月曜日の午前11時。

道端に伸びているよく知った、青々とした草/名前はしらない/をちぎっては放り投げる、
どこにも届かない気がしている。すべてを追い抜く速度で飛んでけ

うしろへ、うしろへ

ながれていく景色の完成を待たずに次の景色をみる。
こまやかに髪が洗われていく。シャボンの香りを連れてくるのは、風。
錯覚の教師の声にびくついて、耳をすませ/安堵したわらいを漏らす。
すり切れた鞄からトイカメラを取り出してさんさんと落ちてくる太陽を閉じ込める。
あらわれた映画色の世界のなかに、たったひとつの居場所を見つけて/浸る。


まえへ、まえへ

散歩中の犬の唾液が/しみたアスファルトを踏みつけ行く、きみはとおざかるきせつのうたを聞こうとしてる。/聞いている
走れるっていうことは、とべるってことだったよ、きみは彼の嘘をみずからに溶け込ませながら
途切れない構造のフィルムを網膜にうかべている/空。
束ねられた収穫の象徴からめをそらしてコントラストの低い路地へ、迷い込む
きみは/逃げる。
坂道をかけのぼったさきの、子供たちがいる公園で、あらゆるものを切った/シャッター
それでも絶えない花の色に、身を寄せている。


どこかへ、どこかへ

こういうとき口笛ができればと、いつもおもっている。/眩しくて潔く目をとじる
陽はもう当分さめない。
すべてを追い抜く覚悟でもって、きみは逃げる
新聞紙がさすらえてゆくように、空き缶がころがるように
きみは/逃げる
ほどけたままの靴紐を無視して/きみは逃げる
球体をたしかに感じている。今日の空に、適当に名前をあげた。/きみは逃げる
かぜに/なる。


(かぜになる)
2007.09.21
ほこりのかぶった金魚鉢に
帰りみちに君からもらった、
ちいさな飴玉を投げ入れたのは
たぶん先週の火曜日だ

昨日雨がふったからかもしれない

すこし濁った水でいっぱいにされたそのなかには
花びらのような
ビー玉に閉じ込めたかざぐるまのような、
あかい魚の死体が
ぽつりと浮いていた

(鉛丹)
2007.09.18
とおくに霞む陽をみてる
落ちかけた今日
すこしずつちぎれていって
あしたに逢う

なみだを浮かべ
くるくるとまわる天体を実感している
にぎる手さえない道を
とぼとぼと歩いては落ち葉を踏み
ひとびとの流れを知る

昨日買ったばかりの髪どめ
いつのまにか失くしたけど
さがしにゆく気など、
ないさ

歪な線をたどったら
吸い込まれるように
あるべき場所にかえることが
できるよ

(帰路)
2007.09.18
水色の便箋になぐりがいた言葉たち
バスタブに花と浮かべて滲んでいくのをみてた

光の差さない部屋のなかで
すこしずつ瞳孔がひらいていく
次にあなたにあったときは
きっと最高のまぶしさで迎えるの


うなじのほくろは把握している
汗が乾くのを待たないで
凛々しい線でつくられている、からだ

きみ、その、舐め飽きたドロップをちょうだい
手をのばしたら優しさにかすめる
傷がついてしまうけど

甘さを丁寧に噛んでいく


新しいかぜもふいたら
いつかとおなじ夕方になる
カーテンをそっとひいたら
そこにきみのかげは消えたんです

目のなかに押し込んだ粒々は
もう夜の匂いになってる
浅瀬でやわらかなゆめにもぐりこんで
眠ろう

(クロール)
2007.09.18
罅割れた空を見上げる
ふたつの視線を重ねていく
真夜中はつめたい匂い
吸い込んで吐き出して
まばたくたびに君をみつける



退屈はすべて脱ぎ捨てて
見慣れない肌も曝してしまう
だってきみしかいないから、と
すこしだけ赤らむ頬
彩度の低い空気にも
あざやかに映えるスカーフやその色
見惚れる

暗がりに潜む愛に似た花を
ひとつずつ摘んでいく君の手は
もどかしく脈打って悩ましい
ジャングルジムのてっぺんから
名前を呼べば無邪気にわらう
野良猫みたいにかろやかに
僕のなかで輪郭を濃くしていく
君がそこにいるだけで
世界を手に入れた気にすら、
なってしまう

永遠にいちばん近い
この場所で網膜は忙しく、
君の像を結ぶ
色あせないフィルムとして
心臓に焼き付けていく
たしかな青い鼓動を聞いている
感じている



ねえきみ
三日月が眼に刺さってとれないよ
ふざけて君がいうそれを
キスの合図だと受け取っても
誰にも咎められはしない
ゆるされるだけ時間を止めて

夜の街、遊園地には
ひかりも影もふたりぶんだけ
街灯と星だけがしってる
ひみつの行為も躊躇わないから
まだ夜は明けないで欲しい
すべりだいにスカートが擦れる音
君がつくる些細なものもすべて
途切れないでこの世界に
ひびいて


(ミッドナイトパーク)
2007.09.17
沈黙を絶やさない

午後、エーテルが匂う
ひかりで
満たされている器具のどこかに

ぽつり、立たされているらしいね
僕ら

(何億光年のあとも)
2007.09.17
眠れないからもう諦めることにして
空中に浮かんでいる音階を拾い集めては
群青の彼方へと放り投げている
あれがいつか星になればいいとおもう

(叙情詩)
2007.09.16
輪郭にいちいちふれて
去っていく休日のかぜ、
太陽だって適温

錆びることのない青に
手をひたせばゆるゆると
何かが融けていく

さいごに見た虹を
思い出そうとしてる
めをつぶったり、
ひらいたりしている

きえた花の匂い

とおくに電車を聞きながら
ささやかな思いに
胸を痛めている

(サンデイ、フォーミー)
2007.09.16
たとえば糸を手繰るように
その表情をみるのだって難しいのに
抱きしめて抱きしめられて
その先を求めちゃうのはどうして

影ひとつ舞い上がれない
匂いだって忘れない
ああなんで君の名前なんか大嫌い
嘘つきだ嘘つきだ嘘つきだ

しずかになる帰りみち
日がのぼり落ち群青がきて
掻き消されるねがいごともキスの跡も
さよならだ

(落下する速度)
2007.09.15
ねえなにひとつわかんないよ
天才って言葉の意味とか
きみがちゃん付けで呼ぶ呼ばないの差とか
なみだが出ない理由とか

嘘の限度、あめの温度、ささくれ立つ明日のこと
ねえなにひとつわかんないよ
わかんないしとどかないしとにかくこれが
淋しいってことなのかなあ

(天才的情緒)
2007.09.15
カメラの横のヘッドフォンの横のゴムの横の請求書の横のマイクの横の缶の横のDVDの横の壁に貼ってある世界地図の横の写真のなかにだけ佇むキミが

(深呼吸)
2007.09.15
実際の気温
まどをしめたときに生暖かさを感じるの
それが一番適していると思う
生きるのに

淋しさをまとめてゴミ捨て場に
持って行ってください
どうか8時までに

眠れないならしかたないです
眠らないならあなた、
嫌い

(端的)
2007.09.15
あっけなくなくした最後の手段としての同調

きみの名前を呼ぶ気なんてしないさ
優しくも悲しくも苦い薬を噛んでしまう
きみのことがとても不思議なのさ

まわりだす世界に耳をすませないで
帰路はどうしようもなく長く
感じるのです
実際の何キロ以上も
ながく永遠に感じるのです

忘れ物の在り処なぞに興味はない
手をつなげばたくさんのものが伝わってしまう

ああ、なんていえばよかったか
悩むことすら許されない思いが
落ち葉と一緒に踏まれているだろう

(下校する生徒)
2007.09.15
あの坂道をころがるの
音はした

夕暮れを塗りつぶすの
左手にネイビーブルー

言葉だけじゃ足りないの
それも嘘か
アウト

(ひと波)
2007.09.15
青い三日月のとなり/表情もなにもかもが
気に入らない姿勢をきわだてる/窓際の席
知らないひとのしゃべる声なんかに
なぜかひどく苛立ったりして
指でつくった銃が暴れそうに震える/折れる

自制心/罪悪感/その他の感慨
一瞬で消してしまうのは
なんだかとても切ない気がして/もったいぶって
花とか千切った

あの日だよ/とおい真昼

ねえきみも好きな人とかいるんだろ
そんなことを呟いた
なんて答えたんだっけ/なんで笑えたんだっけ
いろんなものがすぎさった/すきだった
遊具にも不満などなく/転ぶ

真っ白になる空に驚くこともしないまま
ぼんやりと夜が明けるのを待っている

虚像の群れにむかってあるいて/逃げて/游ぐ
切り落とした前髪のことは/閉め損ねたドアのことは
丁寧に忘れさせて/壊そう

(崩らくの過程)
2007.09.15
あおい春はなくした
きみの勝手な想像でできている
思い出は穴だらけだけど
とがめるひともいないから
笑ってはなしたって大丈夫だ

壊してしまったものを
永遠に閉じ込めておくならこの目にしよう

たとえば僕ゆめのなかで
本日最後のチャイムを聞きながら
ひとりだけの教室で夕暮れを待っている
ここの窓に沈む太陽は
世界でいちばんうつくしいから
瞬きなんてしたくないんだ

(ホープ)
2007.09.14
電池が切れて無音がきえた




あなたの目の中
私の世界はそこにない
と、思う

共有できているのは
とても僅かな安らぎの朝
それは全ての一部ですらない
全ての一部の一部の一部の
一部、ぐらいなもの

深海や宇宙の果てに
おもいを馳せるのは夢の中だけでいい
だって一日は24時間もある
ねえ、
そうでしょ




あきがきて飽きがきて
汗ばむ肌を重ねる理由も
少なくとも、私は
なくした

それでも
いつまでも危うげな頻度で
とうめいに青い息を吐き出し続けている、
君をたしかにすきだった


(ミッドナイトブルー)
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